「鬼滅の刃」の映画「無限列車」
アニメの放送が終わり、漫画も完結した「鬼滅の刃」、今だその人気が衰えることはありません。10月16日には、劇場版アニメ「無限列車」が公開予定で、映画にも注目が高まっています。
今回は、その「鬼滅の刃」劇場版アニメ「無限列車」に相当する漫画のあらすじを一話ごとに紹介します。具体的には、7巻の第54話から8巻の66話までの全13話のあらすじとなります。
この記事は、漫画7巻の第53話まで読んでる、もしくはテレビアニメを全話見ていることを前提で書いていますので、ご了承ください。
※本記事は、漫画を元に書いていますので、映画本編とは異なる場合があります。また67話以降の話も映画で出てくる場合もあります。また、ネタバレ全開記事になっておりますので、その点を踏まえてお読み下さい。
目次
「鬼滅の刃」のあらすじ
大正時代を舞台にした話で、この世界には「鬼」という存在がいて、人間を喰らってしまうというもの。鬼は、人間を喰らってしまうのはもちろん、その人間を鬼にしてしまいます。
ある日、鬼の手によって少年:竈門炭治郎(かまど たんじろう)の一家は殺されてしまいます。
妹:禰豆子(ねずこ)の命は助かったものの、禰豆子は鬼化してしまいますが、例外的に人としての意思を持っている希少な鬼になりました。炭治郎は、妹の禰豆子を人間に戻すと心に決めます。
「鬼滅の刃~無限列車」のあらすじ
第54話「こんばんは煉獄さん」
炭治郎(たんじろう)、善逸(ぜんいつ)、伊之助(いのすけ)3名は、司令が出た為、汽車に乗ります。炭治郎、伊之助は、汽車というものの存在を初めて知ったため、アタフタしはじめます。
伊之助「こいつはあれだぜ、この土地の主」この言葉に善逸「いや汽車だよ、知らねぇのかよ」というツッコミ。
続いて炭治郎は、「この土地の守り神かもしれないだろう。それから急に攻撃するのは良くない」と善逸のツッコミを聞いていなかったのか。それに善逸は「いや汽車だって言ってるじゃんか。この田舎者が」とまたしてもキレのあるツッコミ。
そんな中でも善逸は、場を収め汽車に乗り込みます。汽車に乗り込むと柱の煉獄杏寿郎(れんごく きょうじゅろう)と出会い、この汽車には、鬼が出ると言われます。
車掌が切符を確認し、切り込みを入れています。
そこで、炭治郎と煉獄は、ある異変に気が付きます。しかし、車掌の後ろには鬼が出てきました。
煉獄は、炎の呼吸の使い手。あっという間に鬼を倒します。見事な剣術を見た炭治郎たちは、弟子入りを志願します。煉獄は、その弟子入りを歓迎したのでした。
その後、炭治郎達は、スっと眠りにつきます。
第55話「無限夢列車」
炭治郎達が眠りにつき始めた頃。謎の怪しい手が車内に出てきます。怪しい手は車掌に話しかけます。
怪しい手は車掌に「もう少ししたら眠りが深くなるそれまでここで待ってて。勘のいい鬼狩りは殺気や鬼の気配で目を覚ます時がある」と言います。どうやらその経験があるようです。
「近づいて縄を繋ぐ時も体に触らないように気をつけること。俺は暫く先頭車両から動けない。準備が整うまで頑張ってね。幸せな夢を見るために。」手の指示に4人の人間が従い、「はい」と返事をします。
炭治郎達は夢の中。それぞれが夢を見ています。善逸は「禰豆子と一緒に遊んでいる」夢を、伊之助は「子分3人を連れて洞窟探検隊の団長をしている」夢を見ています。
煉獄は「父上に柱になったことの報告。をし、呆気なく、くだらん。と追い返され、弟の千寿郎にその事を報告し、俺は挫けない。そして千寿郎に共に頑張ろう」と抱きしめている頃の夢を見ています。
そして、炭治郎は「死んでしまったであろう一家と過ごす夢。おかえり!、炭は売れた?と弟、妹に炭治郎は涙を零しながら抱きしめ、ごめん。と叫び、家に帰れた」という幸せそうな夢を見ています。
指示を受けた4人は、そんな夢を見て眠っている炭治郎達の腕に縄を縛り、そして自分の腕にも縛り、そのまま目を閉じ大きくゆっくり呼吸をして数を数えると眠りについてしまいました。
謎の手で指示を出しているのは、眠り鬼の魘夢(えんむ)。列車の先頭に立ち、車内の人に夢をみさせているのでした。
第56話「目覚めろ」
謎の手に指示された4人は眠りにつき、それぞれが縄で繋がれた人の夢に入り込みます。そして、4人はその夢の中の「本体」に、気付かれずに夢の端を目指します。
眠り鬼の魘夢の見せる夢。
夢には、内側と外側があり、夢の外側には無意識の領域があります。そして、その無意識の領域には「精神の核」というものがあり、それを破壊すると持ち主は廃人になってしまいます。
まずは、煉獄の夢の中。縄で結ばれた女性は、夢の中で夢の端にたどり着き、夢の端をナイフのようなもので破きます。
無意識の領域に入り込むことに成功しますが、その無意識領域は熱く、所々で炎が燃えています。
精神の核を見つけ、破壊を試みようとしたその時、夢の中ではない方の煉獄が眠りながらも夢の中に入り込んだ娘の首を片手で締め、破壊を何とか阻止します。
煉獄は動けるはずの無い術の中で、煉獄の体は本能で危険を察知したのだ。現実からの圧力で苦しむ娘は動けず、人を殺すわけにはいかない煉獄もこれ以上は動けない。2人は膠着状態になります。
一方、炭治郎は夢の中で幸せな日々が戻り、母親にお願いされ、お風呂の準備をする為に川へ水を汲みに行きます。
家を出た先の森の中にポツンと禰豆子の箱が見えましたが、炭治郎にはその箱が一瞬にしか見えておらず、道具箱か何かと考え、そのまま川へ向かいます。
川に辿り着き、川を覗くとその川の水面には鬼殺隊の格好をした炭治郎が写っていて、それに引っ張られ川へ落ちます。
鬼殺隊の炭治郎は夢の中の本体に「起きろ!攻撃されてる!夢だ、これは夢だ」と伝えます。
炭治郎は夢の中だと気づき、「俺は今汽車の中だ」と思い出します。
夢の中で炭治郎は必死に考えます。「どうしたら出られる。まだ夢の中だ。せっかく夢だと気づけたのに。どうしたらいいんだ!」
丁度その時、現実の世界で禰豆子が目を覚まし、木箱から出てくる。うなされる炭治郎を起こそうとする禰豆子。炭治郎に頭突きをした禰豆子は、炭治郎の石頭のせいで出血してしまいました。
第57話「刃を持て」
禰豆子によって、現実と夢の中の炭治郎に炎がつきはじめます。夢の中の弟と妹は炎がついた炭治郎を心配し「兄ちゃん!どうしよう火が!」と慌て始めます。
炭治郎は、この炎は禰豆子によるものだと匂いで気づきます。炎が消え始めると同時に隊服、日輪刀を備え、現実に戻りつつある炭治郎。
炭治郎は立ち上がり、心配する兄弟に「ごめん。行かないと。早く戻らないといけない。ごめんな」と一言伝え、走り出しました。
走り出した先には禰豆子、母親、一番下の弟の六太がいました。禰豆子は「山菜いっぱい取れたよ」と言い、母親は「どうしたの炭治郎その格好は」と言います。
「本当ならずっとこうして暮らせていたはずなんだ」「本当なら…本当なら!」炭治郎は思います。
でも、もう俺は失った。戻ることはできない。
炭治郎はここにいたい。という気持ちを殺して、前に進みます。六太が泣きながら手を伸ばし、「お兄ちゃん置いていかないで!」と言います。炭治郎は涙を流しながら、心の中で「ごめん」と伝え、足を進めます。
炭治郎に潜り込み、様子を見ていた青年は、早く精神の核を破壊せねばと夢の端を破きますが、そこに現れたのは、綺麗で何も無い静かな海と空。あまりの美しさとどこまでも広く暖かい光景に見とれてしまいます。
無意識の領域には通常は誰も入れないはずですが、意識の強い者は無意識の領域に存在する場合があります。伊之助や善逸の夢の中に入った人は、苦戦しています。
炭治郎は夢の中で鬼が近くにいる可能性を考え、探し回りますが何も見当たりません。
「炭治郎。刃を持て。斬るべきものはもう在る」水面に映った炭治郎の姿。禰豆子の箱と背後に現れた父の言葉。それは炭治郎自身の本能の警告。
すでに気づいているはずの「小さな手がかり」を炭治郎が理解できていないため、本人や父の姿を借りて出現し警告したのです。
炭治郎はその言葉で理解しました。でも、もし禰豆子の炎のように現実の事が夢の中にも影響してて、同じように夢の中の出来事が、現実にも影響したら取り返しがつかなくなる可能性を考えました。
それでも炭治郎は、迷うな!やれ!夢の中の死が現実の目覚めに繋がる。つまり、斬るのは自分の頚(くび)と考え、夢の中で自分の頚を斬りました。
第58話「おはよう」
夢の中で自分の頚(くび)を斬り、目覚めろ!と願いながら、大声を出し目覚めた炭治郎は、自分が生きているのかの確認をして、禰豆子の無事を確認し、腕に焼き切れた縄が縛られていることに気がつきます。
微かに鬼の匂い。そして切符からも微かではあるが鬼の匂いがしています。どうやら切符を切った時に眠るように細工がしてあり、それで眠らされてしまったようです。
辺りを見渡すと膠着状態の煉獄。眠りについている善逸と、伊之助を発見。炭治郎と同様に善逸達も謎の人達と縄で縛られていました。
その縄を日輪刀で切ると良くないと判断した炭治郎は、禰豆子に焼き切るように言います。
この炭治郎の判断は正しかったようで、日輪刀で縄を絶ち切ると夢の主でない者は永遠と意識が戻らなくなるようです。
伊之助と善逸を起こそうとしますが起きず、煉獄を起こそうと振り返ると、1人の娘が炭治郎にナイフのようなもので斬りかかってきました。
その攻撃をうまくかわした炭治郎は、彼女たちが鬼に操られている可能性を考えました。すると娘は「あんたたちが来たせいで、夢を見せてもらえないじゃない!」と叫び、炭治郎は自分の意思で動いているのだと確信します。
他2名もそれに加勢しようとしている中、その娘は「何してんのよあんたも。起きたなら加勢しなさいよ!結核だか何だか知らないけどちゃんと働かないなら、あの人に言って夢見させてもらえないようにするからね」とある青年に叫び伝えます。
青年は涙を流しながら炭治郎を見ています。彼は炭治郎と繋がっていた者で、結核を患ってました。
彼にはどうやら害意はないようです。不治の病の苦しみから逃れる為ならば、人を傷つけてさえ良いと思っていたが、炭治郎の夢の中に。心の中に入ったことにより、元の優しい青年に戻っていました。
炭治郎の心の中(無意識領域)は暖かく、空気は澄み切って、心地が良かった。さらに、心の中には光る小人が存在していて、それは炭治郎の「優しさ」の化身でした。
その光る小人は精神の核へと案内しました。光とぬくもりの発生源である精神の核を前にして、青年はただ泣いた。
青年は「暖かい。ずっとここにいたい…」と心の中で願いますが、炭治郎が自力で目覚めた為、現実世界へ引き戻されてしまいます。
その際に光る小人を1人、青年は掴み、離さなかった。炭治郎の心の一部。光る小人は青年の心に在り、彼の暗く沈んでいた心を明るく暖かく照らしたのです。
「ごめん。俺は戦いに行かなきゃならないから」と炭治郎は言い。青年以外の3人を気絶させ、炭治郎は「幸せな夢の中にいたいよね。俺も、夢の中にいたかった。」と、心から思ったことを口に出しました。
炭治郎は青年に「大丈夫ですか?」と聞きます。すると青年は「ありがとう。気をつけて」と炭治郎に言いました。それを聞いて安心した炭治郎は、鬼の匂いのする方へ禰豆子と走り出します。
車両から抜け、外に出ると凄く重たい鬼の匂いがします。炭治郎は鬼は先頭車両にいると考え、汽車の屋根に上がります。「禰豆子来るな!みんなを起こせ」と伝え、そのまま先頭車両へ向います。
向かった先には、やはり鬼がいました。炭治郎は、この夢を見させていた眠り鬼の魘夢の姿を遂に捉えました。
第59話「侮辱」
インクに血を混ぜた切符。車掌が切符を切って「鋏痕」をつければ術が発動する遠隔術。炭治郎達の眠りはこの遠隔術によるものでした。
炭治郎は怒りをあらわにし、「水ノ呼吸 拾ノ型 生々流転」を繰り出します。
対して、魘夢は「血鬼術 強制昏倒催眠の囁き」左手の口が眠れと囁きだし眠りにつかせる血鬼術。
この術に炭治郎は何度も気を失い、気を取り戻しを繰り返します。炭治郎は術にかかった瞬間にかかったことを認識し、覚醒のための自決を繰り返します。
魘夢が炭治郎に見せたのは悪夢。死んでしまった家族が炭治郎へ「なぜ助けてくれなかったの?」などと声をかける悪夢に炭治郎の怒りは頂点を超えます。
炭治郎の生々流転は命中。頚(くび)をはねますが手応えが殆どありません。「またこれも夢なのでは?」という考えが脳裏を過ります。
後ろを振り返ると肉の塊が魘夢の頚を支え、はねたはずの頚上部が炭治郎に言葉をかけます。「あの方が柱に加えて、耳飾りの君を殺せって言った気持ちがすごく分かったよ。存在自体が何かこうとにかく癪に障ってくる感じ」
炭治郎は魘夢が死なないことに焦りの表情を見せます。「頚を斬ったのにどうして死なないか教えて欲しいよね。いいよ。俺は今、気分が高揚してるから」と、その言葉に続き「それがもう本体ではなくなっていたからだよ」と言います。
炭治郎の額には汗が流れてきました。「今喋っているこれもそうさ。頭の形をしているだけで頭じゃない。君がスヤスヤ眠っている間に、俺はこの汽車と融合した。この列車は俺の血であり肉であり骨となった」
炭治郎は嫌な予感を感じながらも魘夢の言葉に耳を傾けます。「つまり、この汽車の乗客200人余りが俺の体をさらに強化するための餌。そして人質。君は1人でこの汽車の端から端までウジャウジャしている人間たち全てを俺におあずけさせられるかな?」
炭治郎は焦り、目の前にある魘夢の頚をもう一度斬ろうと刀を振るいますが、その頚は汽車の中へとズルズルと消えていってしまいました。
炭治郎は考えながら煉獄達の名前を叫び、禰豆子に眠っている人たちを守れと指示を出します。すると汽車の中から伊之助の声が聞こえ、炭治郎は少し安心した表情を見せます。
第60話「二百人を守る」
炭治郎は屋根をぶち破り出てきた伊之助に汽車全体が鬼だということを叫び伝えます。
すると伊之助は「獣ノ呼吸 五ノ牙 狂い裂き」で、汽車の1つの車両ごと肉塊を切り落としていきました。屋根部分にもぎっしり肉塊があるのがわかります。
それに続き、禰豆子も爪を使い、眠っている乗客を飲み込もうとしている肉塊を切り落としていきます。しかし、その肉塊に禰豆子は飲み込まれ、動けなくなってしまいました。
その時、善逸が現れ「雷ノ呼吸 壱ノ型 霹靂一閃 六連」で禰豆子を助け出しました。どうやらまだ眠っている様子の善逸。
同じく、炭治郎も肉塊を切り落としていきます。後ろの車両から雷の音が聞こえ、善逸と煉獄は起きたのか。と不安と焦りで状況が分からない様子。
すると、急に車両後方が揺れ、炭治郎が転倒。目の前に急に煉獄が現れました。
煉獄は「この汽車は八両編成だ。俺は後方5両を守る!残りの3両は黄色い少年と竃門妹が守る。君と猪頭少年はその3両の状態に注意しつつ鬼の頚(くび)を探せ」と言う指示に、炭治郎は「頚?でも今、鬼は」と口をはさみます。
煉獄は「どのような形になろうとも鬼である限り急所はある!俺も急所を探りながら戦う。君も気合いを入れろ!」と言い、そのまま物凄い勢いで後方へと行ってしまいました。
炭治郎の車両の上には伊之助が現れました。伊之助は魘夢の急所が分かったようです。炭治郎も分かってはいたようですが、匂いが風で薄くなっていたので確信にまでは至っていませんでした。伊之助の勘を信じ、先頭車両へと走り出します。
第61話「挟所の攻防」
炭治郎よりも先に先頭車両についた伊之助は、特にこの辺りが怪しいとすぐに気づきました。そこには汽車の操縦士がおり、伊之助に出ていけと言いますが、伊之助は聞く耳を持ちません。
鬼の急所を探そうとし、汽車に斬りかかろうとしましたが、周りの肉塊から無数の手が出てきて、伊之助はそれに取り押さえられそうになります。
しかし、遅れて来た炭治郎が「水ノ呼吸 陸ノ型 ねじれ渦」で伊之助を取り抑えようとした無数の手を斬ります。
炭治郎はその後すぐ先頭車両の真下が鬼の匂いが強いことに気づき、伊之助に言います。
すると、伊之助は「獣ノ呼吸 弐ノ牙 切り裂き」で真下を斬るとそこにはなんと骨があります。それは鬼の頚の骨と思われるもの。
炭治郎は「水ノ呼吸 捌ノ型 滝壺」でその頚の骨を斬ろうとしますが、また無数の手にその攻撃は防がれました。その間に裂け目はビチっと塞がってしまいました。再生が早いのです。
これを繰り返すのは無謀である為、炭治郎は伊之助に「伊之助!呼吸を合わせて連撃だ!どちらかが肉を斬り、すかさずとちらかが骨を断とう」という提案に伊之助は賛成し、実行しようとします。
ですが、肉塊から次は無数の眼がでてきたのです。「強制昏倒睡眠・眼」血鬼術です。
眠りそうになる前に炭治郎は伊之助に夢の中で自分の頚を斬れば覚醒すると伝えます。炭治郎もそれを実行しますが目を覚ますとそこには無数の眼。
眠り、覚醒し、目が合ってはまた眠りを繰り返していると伊之助が炭治郎に「夢じゃねぇ!現実だ!」と言うと炭治郎の後ろに来ていた肉塊の手を斬り、「罠にかかるんじゃねぇよ!つまらねぇ死に方すんな!」と炭治郎に言います。
伊之助は猪の頭を被っているため、視線をどこに向けているのか分かりずらいようです。
伊之助の後ろにいた操縦士が針のようなものを持ち、伊之助へ襲いかかろうとします。それに気づいた炭治郎は体を入れて、それを阻止しますが針のようなものは炭治郎の腹部を刺しています。
痛みに堪え、炭治郎は操縦士を気絶させた時。「獣ノ呼吸 肆ノ牙 切細裂き」伊之助の技で骨が見えた一瞬。炭治郎は、心の中で「父さん。守ってくれ。この一撃で骨を断つ!」と言い、「ヒノカミ神楽 碧羅の天」を骨を目掛けて日輪刀を振るいました。
第62話「悪夢の終わる」
鬼の急所をとらえた炭治郎。魘夢は、のたうち回り、列車は横転してしまいます。薄れいく記憶の中で炭治郎は、列車の乗客や自分の腹を刺した運転手のことを心配します。
「アイツは死んでもいいと思う」と伊之助。運転手は、足が列車に挟まり動けなくなってました。「だったら、十分罰を受けている」と炭治郎。
肉片と化した魘夢は、悔しくて仕方がありません。こうなった原因である炭治郎をなんとか倒したいところですが、もう死が近づいています。
魘夢は、皮肉にも「悪夢だ、悪夢だ」と言いながら死んでいきました。
炭治郎の元に来た煉獄は、全集中の常中のやり方を直々に炭治郎に教えます。倒れて起き上がれない炭治郎は、呼吸を整え、意識を集中。自分の破れた血管を繋いでいきます。
「呼吸を極めれば、様々なことができるようになる」と煉獄は言います。
その時、ドオンという爆音をします。煉獄と炭治郎は、爆音が聞こえた方を見るのでした。
第63話「猗窩座(あかざ)」
爆音と共に現れたのは、上弦の参の鬼の猗窩座(あかざ)でした。どうしてここにと思った瞬間、猗窩座は、炭治郎に襲いかかります。
即座に反応した煉獄。炎の呼吸「登り炎天」で猗窩座の腕を切りつけます。
「いい刀だ」と猗窩座。「なぜ手負いの者から狙うのか、理解できない」と煉獄。
話の邪魔になると思ったと言う猗窩座は、「お前も鬼にならないか?」と煉獄を誘う。「ならない」と即答の煉獄。
鬼の魅力をたっぷりと話し始める猗窩座だったが、「老いることも、死ぬことも、人間という儚い生き物の美しさだ」と煉獄は答える。
「鬼にならないなら、殺す」と破壊殺・羅針で襲いかかる猗窩座。壱の型「不知火」で迎え撃つ煉獄。
目にも止まらぬ速さで戦う二人。炭治郎、伊之助は、二人の戦いを見切ることはできない。煉獄は炭治郎に「動くな」と待機命令を出す。
破壊殺・乱式を繰り出す猗窩座に、伍の型「炎虎」で応戦する煉獄だった。
第64話「上弦の力・柱の力」
猗窩座との戦いで、息切れをする煉獄。いつしか煉獄の左目はつぶれ、肋骨にはヒビが入り、内臓も破れていた。そんな煉獄に「死ぬな」と猗窩座。
「どうあがいても、人間では鬼には勝てない」と猗窩座は煉獄を誘い続ける。
「俺は、俺の責務を全うする。ここにいる者は誰も死なせない」と断言する煉獄。揺るぎない決意を見て「やはりお前は鬼になれ」と猗窩座。
猗窩座の破壊殺・滅式に対し、煉獄は、最後の技、炎の呼吸「煉獄」を繰り出す。爆音と共にぶつかった二人は、土埃のせいで何も見えない。
やがて、土埃が収まり見えてきたのは、猗窩座の右腕で胸を突かれた煉獄の姿だった。
「鬼になれ!死んでしまうぞ」「お前は、選ばれし強き者なのだ!」と言う猗窩座。
その言葉を聞いた煉獄は、今は亡き母のことを思い出す。人より強く生まれた者は、その力を世の為、人の為に使わなくてはいけないこと。そして、それは責任をもって果たさなくてはならない使命であること。
母の言葉を思い出した煉獄は、最後の力を振り絞って猗窩座の首に斬りかかる。左腕で殴り掛かる猗窩座の腕を片手でつかみ離さない煉獄。
煉獄のあまりに強い精神力に、驚きを隠せない猗窩座だった。
第65話「誰の勝ちか」
煉獄と猗窩座のお互いに一歩も譲らない戦い。猗窩座は夜が明けてくることに気がつく。朝日を浴びたくない猗窩座は、逃げることを考える。
硬直状態にある二人を見た炭治郎は、伊之助に「煉獄さんの為に動けー!」と声をかけ、猗窩座に攻撃を仕掛ける。
爆音と共に、両腕を切り落した猗窩座は、太陽の光の届かない所へ逃げようとする。逃がすまいと追いかける炭治郎は、刀を投げ猗窩座を串刺しにする。
「逃げるな、卑怯者!」と追いかける炭治郎。太陽の光から逃げている猗窩座には、炭治郎の言葉が理解できない。もう勝負はついていると猗窩座は逃げて行った。
炭治郎は、「煉獄さんの勝ちだ!煉獄さんは負けていない!」「誰も死なせなかった!戦い抜いた!守り抜いた!煉獄さんの勝ちだ!」と絶叫する。
それを聞いた煉獄は、炭治郎にやさしく話しかける。死が迫っている煉獄は、思い出したことがあると、炭治郎に話はじめた。
第66話「黎明に散る」
煉獄は、自分が生まれ育った生家に行くといいと言う。そこには歴代の炎柱が記した手記があるとのことだった。その手記に、炭治郎の「ヒノカミ神楽」について書かれている可能性があると言う。
瀕死の煉獄に、呼吸で止血するように言う炭治郎だったが、自分が死ぬと分かっている煉獄は話し続ける。
弟の千寿郎には「自分の心のまま、正しいと思う道を進んでほしい」父には「体を大切にしてほしい」と炭治郎に遺言を託す。
そして炭治郎には、禰豆子は鬼殺隊の一員として認めると言い、「胸を張って生きろ!」と言う。
煉獄は、炭治郎、伊之助、善逸に「もっともっと成長しろ!」「今度は、君たちが鬼殺隊を支える柱となるのだ」「俺は信じる。君たちを信じる」と言う。
そう言い終えた煉獄に、亡き母が迎えに来る。「俺はちゃんとやれただろうか?」と煉獄。「立派にできましたよ」とやさしく答える母。それを聞いて安心した煉獄は、笑顔で死んでいった。
煉獄の死後、炭治郎の元に追いついた善逸。善逸もまた煉獄の死を受け入れられなかった。
煉獄の死を悔しがる炭治郎。「煉獄さんのようになれるのかな」と弱気になる炭治郎。
「弱気なこと言ってんじゃねえ!」「信じると言われたら、それに答える以外は考えるんじゃねえ!」「悔しくても、泣くんじゃねえ!」と泣きながら言う伊之助。
「お前も泣いてるじゃん」と言う善逸に「俺は泣いてねえ!」と善逸に頭突きをする伊之助だった。
煉獄の訃報は、カラスによって、鬼殺隊に伝えられた。煉獄の死を知った柱たちは、それぞれの思いを胸に秘めるのであった。
まとめ
「無限列車」のあらすじは、いかがでしたでしょうか?魘夢と戦う炭治郎。そして、人望が厚く、頼れる豪快な柱の煉獄杏寿郎。
二人の魅力がいっぱいにつまった内容だったと思います。漫画の魅力、映画の魅力は、あらすじだけでは伝えきれませんので、漫画と映画も楽しんでいただければ幸いです。
「無限列車」の映画を見に行くと劇場版限定の非売品「煉獄零巻」がもらえますので、これまた楽しみですね。
映画の制作は、アニメと同じufotable、そして、映画の主題歌も、アニメと同じLISAですので、美しい映像と素晴らしい音楽は保証付きです。
思う存分に、鬼滅の刃を楽しんじゃいましょう!
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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