【吾峠呼世晴短編集】あらすじと感想!鬼滅の原点は「過狩り狩り」!

漫画

2020年5月11日に発売された「週刊少年ジャンプ」で最終回を迎えた「鬼滅の刃」。ご存知の通りワンピースを越えるコミックスの売上を記録したメガヒット作品である。

鬼滅が終わってしまった喪失感から鬼滅ロスという言葉が生まれたくらいだから、その人気はすさまじいです。鬼滅ロスの対策として、原作者の吾峠呼世晴作品を探すがなかなか見つからない。

あったのは、ただ1つ!「吾峠呼世晴短編集」だけです。それもそのはず、「鬼滅の刃」は吾峠氏の唯一の連載漫画なので、その他のコミックスがないのです。

この「吾峠呼世晴短編集」のいいところは、「鬼滅の刃」の原点となった読み切り作品「過狩り狩り」が入っていること!「鬼滅の刃」を連載する前のプロットが知ることができることです。

コレは、「鬼滅の刃」ファンには、たまらないのではないでしょうか?

今回は、そんな吾峠呼世晴の読み切り4本をまとめた「吾峠呼世晴短編集」のあらすじ、感想を紹介します。

あらすじでは多少のネタバレ(オチは書いてません)を含みますので、コミックスを購入予定の人は感想のみをお読みください。

【吾峠呼世晴短編集】の「過狩り狩り」のあらすじと感想

「過狩り狩り」のあらすじ

「過狩り狩り(かがりがり)」

この作品は、「鬼滅の刃」の前身と言える漫画で、2013年にジャンプトレジャー新人漫画賞の佳作をとった作品です。

時は、明治・大正の頃、鬼が存在していました。鬼は、縄張りを持ちつつ、陰のようにひっそりと生きていましたが、血を吸わないと生きていけません。

血に飢えた鬼は、次第に縄張りを無視し、手あたり次第に人を襲うようになります。そこでその鬼を退治しようと立ち上げったのは、二人の同族の鬼です。一人はスーツを着た紳士、もう一人は着物をきた淑女珠世です。

珠世は、愈史郎(ゆしろう)という付き人を連れ、三人がかりで鬼を退治しようとします。珠世は自らの腕をかきむしり、鬼を幻惑させる惑血(わくち)を出しますが、鬼をなかなk退治できません。

命がけの戦いの末、三人が窮地に追いやられた時、盲目片腕の剣士が現れます。過去に鬼と戦い目と右腕を失った剣士と鬼との一騎打ち。人間が鬼に勝つことはできるのか?という話です。

「過狩り狩り」の感想

「鬼滅の刃」の元になっただけあって、ハラハラドキドキさせてくれます。第3者の協力なしで描いた作品のせいなのか、読み切りなので必要がなかったせいなのか、スーツを着た紳士の名前や盲目片腕の剣士の名前が出てきません。しかし、これはこれで謎めいていていいと思います。

また鬼は腕や体から、刃物のようなものを出すことができます。吾峠呼世晴は、「ジョジョの奇妙な冒険」が好きだと言ってましたので、荒木飛呂彦の「バオー来訪者」のバオーの影響が見られます。

ジャンプ編集者は、セリフの言い回しがいいとベタほめしていたようですが、素人にそのよさは分かりませんでした。

一番すごいと思ったのは、その画力!漫画作品を持ち込む人で絵が上手い人は沢山いるかと思いますが、メチャクチャ上手いと思います。もう何年も連載を続けている漫画家のように、かなり完成度の高い漫画を描いてます。

吾峠呼世晴は、この短編集を出すのは恥ずかしいと言っていたとのことですが、どこが恥ずかしいのかサッパリ分かりませんでした。きっとプロには、プロなりの修正したい箇所が沢山あるのでしょう。吾峠呼世晴の凄さを感じる作品でした。

 

【吾峠呼世晴短編集】のその他の3作品の感想

「文殊史郎兄弟」の感想

文殊史郎兄弟の兄の聖正(まさただ)は、吾峠呼世晴短編集の表紙になっている人物です。ピアノが大好きな音楽青年ですが、体の中にいる虫を自由に操ることができます。

弟の文殊史郎馬畝(もんじゅしろううまうね)はカマキリのような姿になることができます。ネタバレになるので細かい内容は書きませんが、吾峠氏は、きっとカマキリが他の虫を捕食する姿が脳裏に焼き付いていたのではないかと思います。

それを漫画で描いたらどうなるか?エグイ描写は控えめで描いてます。弟の馬畝は、変身したあとも理性は保っているので、絶妙な感じで人間の言葉を話します。どことなく憎めない人間として描かれていて、面白い漫画になっています。

知性のある兄と知性のない弟のコンビは抜群です。読み切りでは出てきませんが、父と母も健在のようなので、コレが連載になっても面白いなと思いました。

「肋骨さん」の感想

主人公の肋骨(ろっこつ)は、人の気持ちが目に見えるという能力があります。幸せな人には、幸の文字が体について見えるし、苦しんでいる人には、苦の文字が体について見えます。

人が何を考えているか分かってしまう能力、うらやましいけれど実際にそんな能力があったら、人間不信になりそうです。本心が丸見えになってしまうので、ちょっとやそっとのことでは動じない人になるかもしれませんね。

この能力は、生まれつきについた能力ではなく、「僕のヒーローアカデミア」の「オールフォーワン」のように先代から受け継いだ能力です。

肋骨さんが未熟ながらも、戦っていく姿は感動しました。個人的には、この「肋骨さん」が、この短編集の中で一番好きです。

やはり戦いながら、成長していく姿は感動させてくれます。完全なネタバレにならないように紹介しましたので、先代とのストーリーは、漫画を手に入れてお楽しみください。

 

「蠅庭のジグザグ」の感想

人を呪い殺す仕事をしている「呪殺屋」とその呪いを解く仕事をしている「解術屋」。主人公の斎藤じぐざぐは、解術屋を生業にしている。

じぐざぐは元々「呪殺屋」になろうとしていたが、呪いをかけられ「解術屋」となった。私利私欲の為の呪いは解除しなくてはいけない体になってしまいました。

飄々としたじぐざくはとても魅力的、一見取っ付きにくそうな外見ですが、正義感あふれる好青年です。こういうのって一番格好いいですよね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?「吾峠呼世晴短編集」は「鬼滅の刃」の原型となった「過狩り狩り」を含め4話のの読み切り作品が楽しめるオススメの漫画です。

巻末の方を見ていて気がついたのですが、連載向きと紹介した「文殊史郎兄弟」は、当初連載を想定して作られた作品だそうです。巻末には、家族のキャラデザインが描いてあり、父や母、以外にも妹がいることが分かりました。

この3人がメチャクチャ格好いい!兄弟よりも格好いいかも。妹も変身できるように構想を練っていたようです。

「鬼滅の刃」のパラレル作品も見たいですが、「文殊史郎兄弟」の続編も見てみたい、「肋骨さん」や「蠅庭のジグザグ」も続編を見てみたいですね。

「蠅庭のジグザグ」に関しては、「蠅庭」の意味がイマイチ分かりませんので、漫画化されてない秘密もありそうです。

「吾峠呼世晴短編集」は、信じられないことに、出版時に一切の加筆修正をしていません。「鬼滅の刃」以前の読み切り漫画を当時のまま読むことができます。

是非、一度チェックしてみてください。

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