2020年秋アニメ「安達としまむら」は、入間人間のライトノベル作品が原作のアニメ作品。
女子高生二人のゆるふわだけど、ちょっと変わった日常を描いた作品です。はたして、このアニメは面白いのか、つまらないのか、そして、百合要素はどうなっているのか?
今回は、そんなアニメ「安達としまむら」第1話のあらすじ、ネタバレ、感想を紹介します。
【安達としまむら】の登場人物
「安達としまむら」では、基本主人公は二人。題名通り安達としまむらをおさえておけば、とりあえず大丈夫。
どっちが安達で、どっちがしまむらか、なぜか分かりにくいが、「安達としまむら」「黒髪と栗髪」「さぼり魔とちょっとさぼり魔」と覚えておけば大丈夫。
なぜ、分かりにくいかは、おそらく安達が学校をさぼるように見えないからだと思う。とにかく安達はさぼり魔です。
安達(声優は鬼頭明里)
フルネームは、安達桜(あだち さくら)
授業をさぼりがちな高校1年生。黒髪でほっそりとした美人。人付き合いが苦手。授業をさぼっては、学校の体育館の2階によくいる。偶然出会ったしまむらのことを好きになる。
しまむら(声優は伊藤美来)
フルネームは、島村抱月(しまむら ほうげつ)
安達ほどではないが、授業をさぼりがちな高校1年生。栗色の髪で美人だが、本人は美人だと認識していない。人や物に執着しない性格。
【安達としまむら】第1話のあらすじ
安達は、授業をさぼりがちな女子高生。体育館の2階でさぼっていると、同じく授業をさぼっていたしまむらと出会う。
体育館の2階には、卓球台があり、安達としまむらは卓球をして遊ぶ。卓球をして、暑がる安達。顔を手で仰ぎ、思わずスカートを上下させる。
昼休みになり、暑がる安達の代わりにしまむらが昼食を買いに出かける。安達に定番のデニッシュパンと水。
安達は、しまむらと出会った日のことを思い出していた。セミの鳴き声がうるさかった日。しまむらが壁を叩くと、上にいたセミが落ちてくる。バタバタもがくセミ。
しまむらは、外に出てセミを木にとまらせる。「あと何日くらい生きられるかな?」としまむら。「分からない。何日ぐらい生きてほしい?」と安達。「2週間ぐらい」としまむらは答えた。
場面は変わって、しまむらが下校中に本屋で卓球の本を眺めていると、同級生の日野と永藤が声をかけてくる。永藤は巨乳のメガネっ子。日野はいたずらで永藤の胸をもむ。日野の頭をはたく永藤。
一緒に帰る三人の話題は、永藤の巨乳。「同じ教室の男子は想像の中で10回はもんでいると思う」と言うしまむら。「それは気持ち悪いなあ」と永藤。
日野と永藤は中学からの友達同士。しまむらは高校から友達となったので、二人との距離感が違う。そんな風に思っていると、前方にベンチに座った安達の姿が見える。
そのまま素通りする三人。「さっきの誰だっけ?教室で見たよねえ、4月くらいに」と永藤の問いに「アイツは安達。同級生」としまむらは答える。「しまむらの仲間?」との問いには、「さあね」と答えるのだった。
翌日、安達が帰りがてら、体育館の2階に行くと、しまむらが一人で卓球をしていた。「いたね、昨日」「いたね」と声を掛け合う二人。「じゃあ、帰るわ」と言う安達に「今日一緒に授業を受けようと、一緒に帰ろうとどっちがいい?」としまむらは聞く。
授業が終わるまで時間をつぶし、昨日のベンチでしまむらを待つ安達。雨の中、急いで安達に会いに行くしまむら。
お互いに方向が違う二人。安達を待たせたしまむらは、安達の家に行くことにする。雨の中、自転車を二人乗りして帰る二人。「二人乗りは悪いことなんだぞー」「いいじゃん、不良なんだし」と言いながら楽しそうに帰る。
「しまむらって、友達いたんだね」と安達の問いに「ああ、日野と永藤のこと」としまむら。「安達は友達いる?」としまむらの問いに「しまむらぐらいかな」と安達。
安達の家に着くと、安達をしまむらにタオルを渡し、「ごめん、遠回りさせて悪かった」と言う。安達に傘を借り、しまむらは帰って行った。
翌日、二人で体育館の2階で卓球をしていると、日野と永藤がやってくる。しまむらが本屋で卓球の本を見ていたから来たという。
しまむらのかげに、安達がいるのを見て驚く日野と永藤。自己紹介をした後、買ってきたパンを皆で食べる。
次の日、安達は体育館の2階には来なかった。一人で卓球をするしまむら。しまむらは昨日の日野と永藤がワイワイやっているのを見てつくづく思った「ああいうのは、求めていない」
この間のベンチに行っても安達はいない。「もしかすると、安達はずっと来ないかもしれない」「運が悪ければ、卒業まで顔を合わせないこともありえる」しまむらは思った。
と、その時、後ろから「ドーン」と安達が体当たりしてくる。安達は、しまむらに昨日食べたしまむらのお気に入りのたまごパンを渡す。
もう会えないかもしれないと思っていた安達と一緒に帰れる喜びで、飛行機のまねをするしまむらだった。
【安達としまむら】第1話の感想
「安達としまむら」には、日野と永藤という同級生も出てくるが、基本は安達としまむらだけをおさえておけばよさそうです。
「安達としまむら」は、二人とも真面目っぽく見えるので、正直どっちが安達で、どっちがしまむら?と悩んでしまいましたが、黒髪が安達で不良です。
安達は、不良と言えど、真面目にしか見えないですね。授業をさぼる程度の不良です。一応学校には来ているので、引きこもりというわけではないようです。
そんな安達にできた唯一の友達がしまむら。アニメの第1話では描かれてませんが、漫画ではいきなりしまむらの膝枕で寝たり、しまむらと手をつないだりと百合感がたっぷり描かれています。
安達は、しまむらのことが好きなんです。そして、しまむらは安達との友情が壊れていなかったことに喜び、飛行機のまねをするくらいですから、しまむらも安達のことが好きです。
これはもう相思相愛ですね。仲が良さそうで何よりです。
このアニメの魅力は、何と言っても安達としまむらがかわいい!につきますが、独特の間や描写も素晴らしいです。
命のはかなさ、青春のはかなさを象徴するセミのシーンや、友達関係を素潜りに例えるシーン。はたまたウユニ塩湖にでもいるかのような美しい描写は最高です。
特にセミのシーンはジーンとくるものがありました。ちょうど夏も終わり、セミの声も聞こえなくなった今。人生ははかない、人生は短いことを改めて実感。
安達としまむらとの友情も決して永遠ではない、そんなことを連想させるシーンでした。
「安達としまむら」が面白いか、つまらないかというと、百合をどう考えるかで変わってくると思います。
漫画の第1話がコミックシーモアとかで読めたので、読んでみましたが漫画は最初から百合感がタップリという印象です。
漫画の「安達としまむら」が好きな人にはアニメの「安達としまむら」がつまらなく感じるかもしれません。
百合が苦手な人でも、アニメの第1話はとりあえず、凄く面白かったと思います。
個人的には、百合要素があまりなかった第1話の感じがずっと続く方が好きです。かわいい女子高生のゆるふわアニメの路線で続けてもらいたいところです。
今後の二人がどこまでの関係になるかは、まったく知らないのですが、安達としまむらがキスするシーンとかがあったら、けっこうしんどい。
絶対に無理な注文ですが、第1話の路線を貫いてほしいと思ったアニメでした。
まとめ
「安達としまむら」の第1話は、かなり楽しめました。かわいい女子高生の友情が素直な気持ちで描かれていて、とてもいいアニメでした。
百合が苦手な人でも、かわいいキャラが好きな人、夏、海、空などが好きな人は、ぜひ見てもらいたい作品です。
第2話以降は、話の展開次第でついていけなくなる人もいるかもしれませんが、とりあえず第1話はオススメです。チェックしてみてください。
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