2020年の秋アニメ「無能なナナ」
ミチルに化けていた、変身能力を持つ男、橘ジン。万能と思われる能力を前に、無能なナナはピンチに陥る。
はたして、橘は敵なのか?味方なのか?ナナは慎重に橘の出方を伺う。そして、語られるナナの壮絶な過去。
今回は、そんな「無能なナナ」の第10話のあらすじ、ネタバレ、感想を紹介します。
【無能なナナ】第10話のあらすじ
橘の変身能力に惑わされたナナは、スマホを奪われてしまう。スマホで電話をし、委員会のことを探ろう電話をする橘だったが、電話は切られてしまう。
引き続き、スマホを操作する橘は、推定殺害人数の画面を見つける。ナナは橘がスマホに気を取られている隙をついて、洞窟から脱出する。
橘はモグオに変身し、炎の能力を使ってナナに迫る。ナナは背中に大火傷を負いながらも、橘の弱点を探ろうとするが、それも橘に見抜かれていた。
橘は5年前、能力者たちを殺してきたと語り、ナナとは信頼関係を築きたいと言う。まずは、ナナの家族構成を聞く橘。
そして、ナナは自分の過去を話し始める。ナナには、能力者関連企業に勤務していた父、幼稚園の先生をしていた母、年の離れた兄がいたとのこと。
両親は、人類の敵によって殺されたと言う。悲惨な過去を語るナナだったが、冷静だった。ナナは人間は人を生き返らせたり、過去を巻き戻してはいけないと言う。
そこまで言った後、ナナは火傷のせいで気絶してしまう。橘は「殺人鬼は君だけではないかもしれない」と言い、ナナを背負い、寮までナナを運ぶのだった。
ナナは目覚めるとベッドの上で寝かされていた。ミチルが手当をしてくれたようだった。ミチルは、ナナに自分のニセモノが出ていたという話をした後、ナナが目を覚ましたことを純粋に喜ぶ。
ミチルはナナにどうして「そんなに頑張れるんですか?」と聞く。ナナはミチルに「両親が人類の敵に殺されてしまった」ことを伝える。それを聞いたミチルは大泣きするのだった。
翌日、ユウカ、シンジ、羽生の葬式が行われた。葬式の最中、過去を思い出すナナ。一人生き残っていたナナは警察からの事情聴取の中、自分が窓の鍵を閉め忘れていたことが原因だったことを知ってしまう。ナナは、そんな悲しい過去を持っていた。
その夜、ナナはミチルと一晩一緒に過ごし、過去の話をミチルに打ち明けた。
翌日、血相を変えナナの部屋にやって来たのほ、キョウヤだった。そして、キョウヤはまたも殺しがあったことをナナに伝えるのだった。
【無能なナナ】第10話の感想
人の能力をコピーすることができる橘は、炎の能力者の能力を使って、ナナを窮地に追いやります。ただし、モグオの能力を完全に、自由自在に使うことができないため、ナナに大火傷を負わせます。
橘は、5年前のこの島で起こった惨劇を乗り越えた能力者。自身の変身能力を使えば、逃げ隠れすることが自由自在にできます。
よくよく考えてみると、なぜか橘はスーツを着ています。このスーツは5年前の制服だったのか?それとも先輩だと分かりやすくするために着せられているのか?ちょっと変ですね。
そんな橘が負わせたナナの大火傷。アニメの放送では省略されていましたが、恐らくミチルがペロペロと、舐めて治したのに違いありません。
火傷のことを一切聞かないミチルは、またもやニセモノ?なんて深読みしてしまいました。
そして、深読みとしては、もう一つ。ナナが自分の過去を語ったシーンでは、ナナには兄がいることが分かりました。
ナナには兄がいる。キョウヤには妹がいる。この二つのことから、ナナとキョウヤは兄妹なのかもしれませんね。
そうなると、お互いに顔を知らないということになるので、ナナがネックレスか何かを身に付けていて、それを見たキョウヤが妹だと判断する。そんなシーンが出てくるかもしれません。
キョウヤは、この島で行方不明になった妹を探していると言ってました。ナナは実は何かしらの能力を持っているが、記憶を消されていることもありえます。
「無能なナナ」という、タイトルさえも覆す、事実かもしれませんね。無能なナナは詐欺られたと話題になるほどのアニメですから、さもありなんです。
また、ナナの記憶は書き換えられていることも考えられます。ナナは本当に無能なナナですが、感受性だけは人一倍大きく、それに付け込んでナナを操っているのかもしれません。
そう思うと、ナナはかなり可哀そうです。ウソの記憶によって、都合よく操られているナナ。
生きようがが死のうが、気にもされていない。ナナが死ねば、ナナの代わりがすぐに転校されてくる。そんな仕組みだったとしたら・・・。ミチルではないですが、大泣きしても仕方がないでしょう。
いつの間には、ナナやミチルに愛情を感じています。二人ともつらい目に会わないことを祈るしかありません。
まとめ
ナナとミチルが一緒にいた夜。能力者の一人が死んでしまいました。ナナは今回の件に関してはノータッチです。
ナナの他にも、委員会が送り出した人物がいるのかもしれませんし、ただ単に、橘が言っていたように、能力者同士の戦いが始まろうとしているのかもしれません。
前代未聞の詐欺アニメ「無能なナナ」の今後の展開が楽しみです。
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