2020年の秋アニメ「無能なナナ」、第1話から急展開が凄すぎる!詐欺られた!と話題になっています。
「無能なナナ」は、超能力のない柊ナナと人類の驚異となる超能力者たちとの戦いを描いたアニメです。
ネクロマンサーのユウカと怪力のシンジを倒したナナだったが、キョウヤのナナに対する疑いは深まるばかりだった。
ナナに失踪者の容疑をかけるキョウヤ、完全犯罪をもくろむナナ。キョウヤの追及は止まらない中、ちょっとした言動が命取りになり、キョウヤによるナナの身体検査が始まる!ナナは一体どうやって切り抜けるのか?
そして、信用していたミチルが、突然ナナを裏切る!ミチルの目的は一体何なのか?ミチルは二重人格なのか?
今回は、そんな「無能なナナ」の第9話のあらすじ、ネタバレ、感想を紹介します。
【無能なナナ】第9話のあらすじ
キョウヤに疑われたナナは、身体検査と称してポケットの中をチェックさせられる。もはやここまで!と思われた身体検査だったが、ナナのポケットからは何も出てこなかった。
ナナはあらかじめ羽生のスマホを森の中に置いていた。ゾンビの死体の手に取り付け自動で送信ボタンが押されるように仕掛けをしていた。
ナナを疑ったことに腹を立てたミチルは、キョウヤに謝罪するよう命じる。キョウヤは素直に過ちを認め、ナナに謝罪。その場が丸く収まった。
その夜、ナナは毒の瓶をどうするか?寮の前で見張りをしながら悩んでいた。そこに現れたのはミチル。
ミチルはナナに大変ですねと言い。少し休んでくださいとナナに仮眠を取るよう促す。そして、ナナが気を抜いた時、ミチルは言う「人の心が読めるんですよね」
「ではなぜ。今まで気づかなかったんだ?」ナナの首筋にカッターをあて、ミチルは言うのだった。
「君の本当の能力は?」と聞くミチル。ナナは苦し紛れに「もし、柊ナナの能力が体内に流れる猛毒だったらどうしよう」と言う。
「毒殺事件の後だからこそ、魅力的に聞こえる」と言うミチル。ナナはミチルの隙をついてカッターを払いのける。
ミチルはナナの身のこなし方を見て、ナナが只者ではないことを実感。そうこうしている内に、二人は人に見つかる。
何事もなかったかのように「明日からいつも通り仲良くしましょうね」と言うミチル。ナナは一人、ミチルへの怒りを抑えるのだった。
翌朝、学校でミチルは「ナナにプレゼントがある」と皆の前で言う。「中身を当ててください」言うミチル。
「疲れが残っているのか、心の声が聞こえない」と言うナナ。すると「昼休みに、また聞きますね」と言うミチル。箱の中身を当てるまで続けるというミチルだった。
昼休みになり、箱の中身を聞いてくるミチル。ナナは「メッセージカードですか?」と答えるが、ミチルは「正解は、入浴剤でした」と答え、中身を見せる。
ナナは「ナナしゃん、大好き!」との声が聞こえたと言う。ミチルの背中には「ナナしゃん、大好き!」と書かれたメモが貼ってあった。
このメモは、ナナが事前に用意していたメモで、うまくミチルの背中にくっつくようにナナが仕掛けたモノだった。
クラスメートがこのメモを見れば、当然「ナナしゃん、大好き!」と考える。ナナはそれを利用して「『ナナしゃん、大好き!』と言う声が聞こえる」と答えたのだった。
こうして、ナナが答えた「メッセージカード」は正解のような状況になった。キョウヤはそれを見ていたが、昨夜の件もあるので、大人しく傍観するのだった。
放課後になり、「一緒に帰りませんか?」と言うミチル。ナナはミチルと一緒に海の見える崖へ行く。
そこで、「本当のミチルちゃんはどこ?」と聞くナナ。本当のミチルなら、昨夜ナイフを奪い取る時にできた手の甲の傷は治せるはずと言うナナ。
「そう言えば、ミチルちゃんは君のことをナナしゃんと呼ぶんだっけ」と答えるミチル。そして、ミチルは姿を変え「私は橘ジン」と言う。そして橘は君たちの先輩だと言い、ナナに取引を持ち掛ける。
橘はナナを洞窟へと案内する。そこで橘は5年前に何が起こったのかを話し始める。まず最初は失恋したため、相手を殺してしまった女子生徒がいたこと。そしてその少女は壮絶なリンチを受け死んでしまう。
そして、そのリンチの首謀者も殺され、能力者たちはお互いに殺し合いをし始めた。ナナがユウカに襲われた時、山小屋に死体があったのも、そのせいだった。
当時の教員たちは早々に避難。橘は自身の変身能力を使ってやり過ごした。最後の能力者が死んだ後、橘は変身能力を駆使して鳥になり、本土へ帰還。
両親は既に亡くなっていた橘は、祖母に会いに行く。その姿を見た祖母は念仏を唱え始める。そう、橘は人類の敵と戦って死んだことになっていた。
居場所がなくなった橘は島へ戻り、生活を始める。そこに何も知らされていない能力者たちがまた集められた。その中の異物としてナナがいた。
橘はナナに取引を持ち掛けようとするが、自分が入れたコーヒーでもがき苦しみ始める。ナナはいつの間にかコーヒーに毒をもっていたのだ。
苦しみ倒れた橘を見て、ナナはスマホで本部に報告をしようとする。その時現れたのは、まさかのキョウヤ。
橘は死んではいなかった。キョウヤの不老不死の力までもコピーした。ナナは、橘こそ、本当に人類の敵だと実感するのだった。
【無能なナナ】第9話の感想
キョウヤによるナナの身体検査!ちょっとエッチでしたね。ナナの完全犯罪を暴く前に、キョウヤが完全セクハラです。
今なら、完全に訴えられるレベルです。何もキョウヤがやらなくてもと思いますが、自分自身がやらないとキョウヤは気がすまないのでしょう。
結局は、ナナの勝ち。ナナもスマホを隠してきたなら、焦った顔をしなくてもいいと思いますが、ナナに視聴者も騙された感じです。
ナナのスマホトリックはちょっと無理がありました。スマホって、しばらく使わないととロックされますよね。ロック機能を無視したトリックでした。
また、ゾンビが解けて送信ボタンが押されるというのもかなり無理がありました。肉片が解けたならスマホが機能しなくなるだろうし、肉片が送信ボタンを押すのか?骨が送信ボタンを押すのか?ちょっと厳しいです。
とりあえず、危機を乗り越えたナナですが、今度は飼い犬に手を噛まれる事件が発生。ミチルの裏切り行為です。
これはちょっと怖かったですね。暗い中、豹変するミチル。普段大人しいミチルだけに、その豹変ぶりには驚かせられました。
翌日、ミチルはナナにプレゼントを用意し、中身を当ててと言いますが、ナナは持ち前の頭脳で難なくクリア。
プレゼントの中身がメッセージカードというあり得ない返答をナナはしますが、それはその後い続くミチルの背中のメモへと続く伏線でした。ナナは頭がいい。このトリックは納得がいく出来栄えでした。
そして、ミチルは結局、橘によって睡眠薬で眠らされていました。ミチルが二重人格でなくてよかったです。最初ミチルは人の傷を舐めたりしていたので、ちょっと引いてしまいましたが、ミチルは立派に無能なナナのムードメイカーとなりました。
変貌したミチルの正体は橘ジンでした。橘は鳥や猫になってナナを監視していました。ナナが猫を助けたことも知っていました。
そして語られる5年前の出来事。山小屋の死体にも納得と思いましたが、死体って臭わないのかな?とも思いました。ユウカが操っている間はシンジも無臭だったので、きっと山小屋の死体も臭わなかったということでしょう。
橘は、キョウヤの能力を使って、ナナの仕掛けた毒にも対応。ナナに人類の敵と言われます。
橘の能力は、例えていうなら「ヒロアカ」の物間寧人(ものま ねいと)。寧人と違うのは、人に触れなくても能力が発動するという完全な能力です。
ユウカのように形見が必要ということもなさそう。自由自在に変身し、その個性までコピーできるようです。
完全無欠の能力。しかし、欠点はあります。鳥や猫に変身している時に、襲われたらお終い。あっけなく死んでしまいます。
子猫に化けている場合じゃないです。せめて普段は鷲や鷹のような猛禽類に化けていないとダメですね。
ナナはコイツこそ人類の敵!と言いますが、橘はキョウヤのように不老不死ではありません。毒殺ではなく、瞬殺なら橘を倒せます。
ナナの腕の見せ所ですね。一見最大の強敵の橘をどうやって倒すのか楽しみです。
まとめ
ナナの身体検査は無事に終了。ナナに対する疑いは一応晴れました。ほっとするのもつかの間、今度はミチルの裏切りがありました。
ミチルは二重人格なのでは?と思いましたが、そのミチルの正体は橘ジンが化けていたものでした。
「こいつこそが、人類の敵!」とナナに言わしめた橘。ナナがどうやって橘を倒すのか、今後の展開も見逃せません。
コメント