2020年の秋アニメ「無能なナナ」、第1話から急展開が凄すぎる!詐欺られた!と話題になっています。
「無能なナナ」は、超能力のない柊ナナと人類の驚異となる超能力者たちとの戦いを描いたアニメです。
第1話で中島ナナオを崖から落としたナナ。ナナはなぜナナオを崖から落としたのか?ナナに疑いはかけられないのか?予想もつかない「無能なナナ」の第2話のあらすじ、ネタバレ、感想を紹介します。
【無能なナナ】第2話のあらすじ
19XX年、初めて人類の敵が登場する。破壊のかぎりをつくしたその敵は、宇宙人でもなく、魔物でもなく、超能力に目覚めた人間だった。
やがて次々に現れ始めた能力者たち。人類との協調案は失敗に終わり、能力者たちは革命を起こす。5年に渡る戦争が起こり、勝ったのは人類だった。
それから月日が流れ、能力者たちは、国家によって「人類の敵」と戦う為に訓練施設に入れられることになった。
柊ナナの任務は、能力者たちの抹殺。「人類の敵」は他でもない、能力者のことであった。
いつものように学校に行ったナナ。学校では、「人類の敵」に対抗すべき実技訓練が行われていた。訓練の最中に、水深5mはある池を凍らせて授業中止にさせたのは、郡セイヤ。
セイヤは「人類の敵なんて、僕の能力の前では無力だ」と驕り高ぶる。ナナはセイヤを危険視し「委員会」の言っていることはやはり正しいと確信する。
昼休みになり、ナナはセイヤと昼ご飯を食べながら、能力について聞く。「その気になれば、わたしも氷づけにできますか?」の問いに、「お望みとあらば」と答えるセイヤ。
ナナは、セイヤの立ち振る舞いから、それがウソであることを見抜いていた。そんなことより中島ナナオの心配をするセイヤ。学校では、ナナオは病欠という扱いになっていた。
「なんだと、もういっぺん言ってみろ」との怒号で振り返るナナとセイヤ。教室の後ろでは、モグオと一人の生徒が言い合いをしていた。カッとなって生徒に殴りかかるモグオだったが、次の瞬間モグオの方が倒されてしまう。
モグオを倒したのは、渋沢ヨウヘイ。時間を止めることができると言われている男。ヨウヘイには敵わないと思ったモグオは、すぐにヨウヘイと仲直りする。
ナナがスマホで渋沢ヨウヘイの危険度を調べてみると、推定殺害人数は80万人以上となっていた。
食堂で昼食を食べるヨウヘイの後をついていったナナは、ヨウヘイに挨拶をするが、返事はない。ヨウヘイは、食事中にうるさい人は嫌いだという。
食事が終わったヨウヘイのトレイに漬物を見つけたナナは、漬物をもらうフリをしてコップの水をわざと倒す。倒したと思った瞬間、水は1滴もこぼれず、コップはヨウヘイが持っていた。
息を切らせながらも、時間を止めたと言うヨウヘイ。水が1滴もこぼれていないことから、時間を止めたのではないと言うナナ。ヨウヘイは、時間を止めたのではなく、過去に戻れることを打ち明ける。
過去に戻り、過去を変えることができる。それがヨウヘイの能力だった。自分の能力が初めて見抜かれたことで、ナナの人の心が読めるという能力を信じるヨウヘイ。
「素晴らしい!ともに世界を作り直しましょう」とヨウヘイは言い、ナナに握手を求めるのだった。(飯粒を残していたナナには、キチンと食べるよう注意をしていた)
その時、急に小野寺キョウヤが現れ「その能力で、中島の失踪を調べてくれないか」と言ってくる。「中島さんはお休みじゃないんですか?」ととぼけるナナ。
「昨日の放課後,どこで、何をしていたんだ」とナナを疑うキョウヤ。ナナは自分に向けられた疑いをそらす為に、キョウヤから「変な声が聞こえた」と言い、あたかもキョウヤが人類の敵のような態度をとる。
ナナの能力を信じているヨウヘイは、まんまとナナの策略にはまり、キョウヤを疑い始める。立場が悪くなったキョウヤは「ちょっと友達でも作ろうとしたんだよ」と言い、その場を離れて行った。
ヨウヘイは「彼は要注意人物ですね」「中島君のことを一緒に調べましょう」と言う。
過去を見に行ったヨウヘイは、息切れしながら戻ってきた。ナナが犯人だと分からないヨウヘイ。ヨウヘイの能力には、まだまだ何か制限があるとナナは確信する。
「どのくらい昔に戻れるのですか?」とナナが聞くと「せいぜい1日」と答えるヨウヘイ。もう一度過去に戻ろうとしたヨウヘイは「さっきは途中で人に見られてしまってね」と言う。
何度も繰り返し過去に戻るヨウヘイだったが、なかなかナナオの最期にたどり着けないようだった。そして「海に行ったのは、昨日の何時頃だったか」と聞いてくる。
ナナがナナオを海に突き落とす前、ナナは草むらから人の気配を感じていた。その人の気配こそがヨウヘイだった。
ナナに気が付かれたヨウヘイは、現在に戻るしかない。ヨウヘイが過去に戻れるのはもう限界だった。
夜になって、ヨウヘイの部屋を訪れるナナ。ナナはナナオと握手した後、ナナオは敵に襲われ食べられてしまったと言う。
ナナは、過去を変えられるのはヨウヘイだけだと言い、泣きながらナナオを助けてほしいとお願いする。
ヨウヘイは「すぐに戻ってきますよ。中島君と一緒にね」と言い、過去へ戻っていった。
【無能なナナ】第2話の感想
時間を止める能力。いや正確には過去に戻り、過去を変えることができる能力を持つ渋沢ヨウヘイ。最強の能力と思われるヨウヘイをどうやって倒すのかが今回の見どころです。
ナナは、ヨウヘイの能力を冷静に分析。またヨウヘイの信頼を勝ち取ります。その後にやってきたキョウヤがナナに都合の悪いことを聞いてきますが、疑いの矛先をうまく変えました。
これができたのも、ヨウヘイの信頼を勝ち取っていたからですね。ナナはいつもニコニコと笑っていますが、冷静に着実に任務を遂行しています。IQが高いのか分かりませんが、人を操る能力が高いです。もはや能力者と言ってもいいレベルです。
そんなナナは、ヨウヘイを倒すには、過去に逃げられないよう、抵抗されないようにしなければならないと考える。
ナナが思いついたのは、訓練中にセイヤが作った氷の池。現在は凍っている池に土をかけ、地面であるかのように見せかけ、池の上にヨウヘイをおびき出すことだった。
夜になれば視界が暗くて、池だと分かりにくい。ここで敵に襲われたとヨウヘイをおびき出したナナは、過去に戻ってナナオを助けてとお願いする。
過去に戻ったヨウヘイは、凍っていない池の上に着地することになる。過去と現在の行き来で息切れをするヨウヘイは確実に溺れて死んでしまう。
また、セイヤが作った氷は4,5日は解けません。ヨウヘイの水死体も4,5日は見つかることはないでしょう。ナナは、完全な計画を実行したと言えます。
今回の話は、ヨウヘイが溺れるというのがちょっと分かりにくかったですね。第1話のナナオを崖から突き落したときのようなショッキングさはありませんでした。
「溺れて死ぬがいい!」というヒールっぽいセリフがあってもよかったかもしれません。
ナナは、最後に池に向かって手を合わせます。能力者でなければ、殺すことはなかったヨウヘイ。ナナは好きでやっているわけではなく、人類の為に仕方がなくやっていることがよく分かるシーンでした。
ナナは、本当は心のやさしい女の子なのかもしれませんね。ヒールなナナも、やさしいナナも、どちらも魅力があります。
どんな展開になろうと、無能なナナは楽しめそうです!
まとめ
第1話では、ナナオを抹殺、第2話では、ヨウヘイを抹殺。1話に1人ペースで抹殺するナナ、相当な手練れですね。
池の氷が解けるのは、4,5日後。その頃には、能力者の何人が倒されているか、気になります。
ひょっとしたら、ナナは今後の4,5日で、可能な限りの抹殺をするのかもしれません。毎日1人ずつ、どんどん生徒が少なくなっていく学校。恐ろしくて、通学したくないですね。
ナナオやヨウヘイは、実は死んでいなかったという展開もありそうな「無能なナナ」、今後の放送も楽しみです。
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