【文豪とアルケミスト】第7話のあらすじと感想!芥川の地獄変は、本当に地獄だった!

2020年春アニメ

世界中で今もなお愛されている文豪たちが、世界中の文学を守るために戦う文豪ファンタジーアニメ「文豪とアルケミスト~審判ノ歯車~」

アルケミストの力で転生した文豪たちが住む図書館。新たに転生した志賀直哉。芥川は、自分よりも才能がある志賀を褒める一方、自分の作品に自信を失くしていく。

すると、突如芥川を青い炎が包み、芥川ごと消えてしまったのが前回の第6話。

今回は、その続きとなる「文豪とアルケミスト~審判ノ歯車~」アニメ第7話のあらすじ、ネタバレ、感想を紹介します。

【文豪とアルケミスト】のあらすじ

芥川が青い炎に包まれて消えてしまったことを、皆に報告する太宰。芥川が吸い込まれた本、黒く浸食した芥川の作品「地獄変」について、島崎は話し出す。

平安時代、都一の絵の腕前を持つ良秀(よしひで)は、外見と傲慢な態度から人々に忌み嫌われていた。だが、唯一の肉親である娘だけは、たいそう可愛がっていたという。

ある日、娘を見初めて屋敷に連れ去った大殿から、良秀は絵の依頼を受ける。「凄惨な地獄の様を屏風に描いてほしい」と。

実際に見たものしか描けない良秀。凄惨な地獄変を完成させるため、弟子を痛めつけてまで描こうとする。全ては、娘を自分の元へ取り戻すために。

だが、屏風の最大の見どころとなる、地獄の業火に焼かれる女の絵だけが描けなかった。そう話す良秀に、大殿は残酷な提案をする。

それは、自分を頑なに受け入れなかった娘を車に閉じ込め、炎に焼かせようというものだった。これで絵が描けるだろうと良秀に話す大殿。

炎に包まれて泣き叫ぶ最愛の娘。良秀は助けようとせず、ただじっとその姿を見つめていた。
後日その光景を屏風に描いたのだった。

この「地獄変」には、誰も潜書できないのだ。芥川自身がこの本を消すことを邪魔されたくないからだと、志賀は推測する。

その事について話し合う皆に、志賀は芥川について話し出す。

芥川は小説を作るためならどんな犠牲も厭わない、芸術至上主義を理想としていたこと。「地獄変」の主人公には、自分の理想を詰め込んだということ。

だが、いつしか自分の理想に挫折したこと。そして、これまでの自分の文学を否定するようになったと、友人の谷崎潤一郎に話していたことを。

その話を聞いた太宰は、「地獄変」に潜書しようと試みる。本に呼ばれていなくても、尊敬する芥川を救いたい一心で、何度も何度も。

そこへ、芥川に文句を言うために潜書すると志賀も挑戦する。そんな2人の強い思いが叶うように、無事「地獄変」に潜書することに成功する。

太宰は良秀の弟子としてそばにいる、志賀は遠くから見守る。2人は自分のやり方で、この本を守ろうと奮闘する。

物語は順調に進み、迎える凄惨な結末。だが、物語とは異なり、炎に包まれる娘を良秀は救い出してしまう。

そんな良秀に、この物語のために戻れと促す太宰。反論する良秀に礼を述べた娘は、浸食者へと変貌する。

ずっと陰から見守っていた志賀も、浸食者との戦いに加わる。果たして、志賀と太宰はこの物語を救うことができるのか?

【文豪とアルケミスト】の感想

芥川龍之介の作品、「地獄変」がこんなにも残酷な物語だったことを初めて知りました。

その「地獄変」の主人公に自分の理想を詰め込んだ芥川。“芸術と生活を切り離し、書くこと、作り出すことのためならどんな犠牲も厭わない”そんな芸術主義を理想としていたことも、初めて知りました。

理想に挫折してしまった芥川が、丹精込めて書いた作品を否定するようになってしまった。
その時の芥川の苦しみ、辛さを考えると、とても切なくなります。

芥川を助けたい気持ちが伝わり、見事潜書できた2人。弟子としてそばで守ることを決めた太宰が、良秀に振り回されている姿は面白かったです。

そして、娘に成りすました浸食者に襲われた太宰を、志賀が救ったシーンは格好良かったです。

浸食者との戦闘中、志賀は良秀もとい、芥川にこう伝えるのです。芥川の悩みは作家が持つ普通の悩みだと。

自分は芥川の作品の批評はしたが、無くなってしまえと思ったことは一度もないことを。コレには志賀の芥川への友情を感じて、とても感動しました。

志賀が浸食者に止めをさした後。浸食者が燃やした屋敷の中で、ただじっと炎に焼かれていく志賀。炎に焼かれる自分の姿を描けと芥川に言い遺して。

娘の代わりに志賀は身を挺して、芥川の魂の一部である「地獄変」を守りました。そんな志賀の最期の姿は、悲しくて仕方がありませんでした。

その志賀の姿を屏風に描き、浸食された「地獄変」と芥川は救われた。ただ、あまりにもその代償が重すぎて、素直に喜べませんでした。

【まとめ】

「文豪とアルケミスト~審判ノ歯車~」アニメ第7話のあらすじと感想を、お伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?

芥川が書いた「地獄変」という作品が、こんなにも残酷で悲しい物語であったこと。芸術至上主義を理想としていた芥川が、自らの作品を否定するほどに、挫折した経験があったこと。

そして、志賀が芥川の作品を、芥川をどれだけ大事に想っていたこと。

これがひしひしと伝わってくる内容で、とても感動した話でした。志賀の最期の姿は本当に悲しかったです。

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