【かくしごと】第4話のあらすじと感想!やはり母は、もういない?

2020年4月から絶賛放送中の春アニメ「かくしごと」

今回は、アニメ「かくしごと」の第4話のあらすじと感想を紹介します。

【かくしごと】第4話のあらすじ

「ノルマエ・ナマエ」のあらすじ

第4話の冒頭から、誕生日ごとに開ける箱の話から始まります。中目黒の家にある箱は、母が残してくれたものとの姫の告白。小学生のころは、父の可久士が作ったもの(浴衣とか)が入っていると信じていた姫が、いつの間に事実を知ったの?という感じです。

ここで姫は、「母の存在した時間を感じられ、余計に愛おしく感じられるのです」と言ってますので、ここで母がもういないことが確定です。何らかの理由で亡くなったのでしょう。いきなり悲しいスタートです。

本名で漫画家デビューをした可久士は、どうでもいいカードでは「後藤和士」で通しているとのこと。(つまり姫ちゃんの前では、後藤和士らしい)それもこれも姫に漫画家であることをバレないようにする為である。

家に戻ると、姫が姓名判断の本を夢中になって読んでいる。学校で流行っているとのこと。その本によると、可久士は人生すべてにおいて星が5つ!これ以上ないほどのいい占いが出る。ただし、芸術家に向いていないとの結果。姫は「お父さんはサラリーマンだから大丈夫」と言う。

今度は、知り合いの人という設定で「後藤和士」で占ってもらうと、一人ぼっちという寂しい結果。姫は「かわいそうな人だから、仲良くしてあげて」と言う。

翌日、可久士は学校の先生である六篠に「最近は、子供の名前にキラキラネームがつけられていて、読めなくて大変」と言われる。「漫画の主人公の名前を子供につける親もいるが、可久士の描く漫画は、その点は大丈夫ですね」とも言われる。

可久士は、自分の漫画の名前が子供につけられていないことに、軽く落ち込む。そんな時、公園で「タイツ、タイツ」と可久士の漫画のキャラの名前を呼ぶ声が!

振り返ってみると、「タイツ」と呼ばれていたのは「犬」だった。名前の由来は、タイツをはいているように見える外観からであった。

仕事場に戻った可久士は、自分のペンネームを変えたいと思う。編集者の都丸と一緒にペンネームを決め、都丸は意気揚々と出版社に戻る。出版社では、漫画家が急にペンネームを変えたいときは、変な占い師の影響があると心配される。

不安になった都丸は、可久士の自宅へ行く。そこには、姫と家事手伝いのナディラが怪しげな儀式をしていた。

翌日、都丸は出版社に出勤するが、「占い師はいましたが、全然怪しくない」と言う。ついには都丸まで、自分の名前を改名したいと言う。その名も「CEO」ならぬ「誌偉王」に。完全に洗礼された都丸に、凍り付く編集部一同だった。

一方、可久士の自宅では、姫が今日あった出来事を可久士に報告。今日は、ナディラさんに占ってもらったけど、占わなくても分かることは、「可久士と姫には、すごく強い守護霊がいて、守ってくれるから大丈夫!」とのことだった。

それを聞いた可久士は、「あまり霊とか信じないけど、それは信じてみようかな」と言うのだった。

「コマ割りスケッチ」のあらすじ

ある日、姫は可久士に「絵がうまいの?」とたずねる。絵をかくことを徹底的に隠してきた可久士は、「姫に漫画家であることをバレたくない」という気持ちと「姫に絵がうまいとほめられたい」という気持ちの間でジレンマに陥る。

姫にほめられたい可久士は、アシスタントの前で背景画を描いてみせる。しばらく背景を描いていなかった可久士は、アシたちに「大丈夫!バレません」「いい感じで、うまい素人レベルです」と言われてしまう。

素人レベルと言われて、火がついた可久士は、次々と背景画を描いていく。漫画を描いてほしいアシたちは大慌てになる。

絵がうまくなりたい可久士は、自宅に帰る途中に絵画教室を見つける。思い切って参加すると、なんとアイドル志願の女子高校生:千田奈留(せんたなる)が講師していた。

急にはずかしくなった可久士は、顔を赤らめる。千田は、絵画教室にかこつけて自分に会いに来たと誤解する。

可久士は、石膏のデッサンをするが、出来上がったデッサンは漫画っぽいとの指摘を受ける。北斗の拳のようなデッサンをしてしまう可久士であった。(漫画家あるある)

絵画教室の帰り、小学校の先生の六篠に出会う。可久士が漫画家であることを知っている六篠は、ボランティアで絵画を教えていると勘違い。

漫画は、総合芸術と尊敬してやまない六篠、絵だけでも、文章だけでも食っていけないから漫画を描いている可久士だった。

六篠は可久士に「姫の絵を手伝ってはいけない」と釘をさす。姫が不当な評価受けることを心配した可久士は、姫が一人で絵を描いたことを実証するために、六篠にずっと見てもらうよう一緒に動物園に行ってほしいと申し出る。

デートの誘いと思った六篠は、快諾する。そして日曜日、スケッチ当日。何を描くか悩んだ姫だったが、トラを描くことに決める。

一方、遠くから姫を見ていてほしいと言われた六篠は、変だと思いながらデートを楽しむ。小学校の生徒が動物園にも訪れていたが、一人で楽しんでいる六篠を見て声をかける。遠いところにいる人とデートしていると言った六篠に、生徒たちは恋人が死んでしまったと勘違いするのであった。

姫と可久士は、動物園で一日スケッチをするが、トラは、結局外には出てこなかった。姫はトラが見た自分たちの絵を描いていた。

姫が描いた絵ということで、可久士は高価な額縁に入れて絵を部屋に飾る。恥ずかしがる姫。ふとどこかでこの絵を見たことがあると思った可久士は、引きだしを開け昔の写真を見る。そこには、親子3人で撮ってもらった写真があった。

同じようなアングルで撮られた写真を見て、可久士は姫の絵は母親から見た視線の絵だったのかなと思うのであった。

【かくしごと】第4話の感想

「ノルマエ・ナマエ」の感想

「ノルマエ・ナマエ」では、気になる点があります。それは、可久士がどうでもいいカードは「後藤和士」を名乗っていること。普段は「後藤可久士」だということです。

つまり、家に届く郵便物等は「後藤可久士」となります。となると、姫は自分の父親の名前が「後藤可久士」であることを認識しています。

その証拠に、姫は「お父さんの占いをしてみた」と答えてます。つまり「後藤可久士」で占いをしています。可久士も知り合いに「後藤和士」がいるから占ってと姫に言います。

漫画家「後藤可久士」と父「後藤可久士」

珍しい名前なので、バレるのは時間の問題です!

姫は、父の「かくしごと」を知ろうとしなかったと言ってます。いつ父親が漫画家であると気が付いたのかは、そのうち分かるかと思いますが、小学生の時点で薄々気がついていたのかもしれません。

「事実を知るのが怖い」この回では、そんな姫ちゃんのことを考えてしまいました。

「コマ割りスケッチ」の感想

「コマ割りスケッチ」では、可久士の父親としての本音が出ていました。娘に漫画家であることをバレたくない、でも娘にはほめられた!その気持ちが痛いほど分かります。

「お父さんってスゴイ!」子供を持つ父親なら、誰しもが思うことです。そんな気持ちを面白おかしくアニメで描いていたと思います。

また、今回の話の最後では、悲しいシーンもありました。引き出しの写真、しまい込んだ写真です。可久士なら、家族写真を部屋に飾りそうですが、飾ってません。

「姫が悲しくなるから飾らない」そんな可久士の気持ちが伝わってきました。

最後に「お前目線か」とつぶやく可久士。可久士が必死になって守っている「家族」の大切さがよく分かるシーンでした。

まとめ

第4話は、全体的にちょっと悲しい話でした。いつも通りギャグは楽しめるのですが、後藤家には母親がやはりいない、そんな現実を突きつけられました。

「ノルマエ・ナマエ」の最後では、母親が守護霊だとほのめかしているし、「コマ割りスケッチ」の最後では、姫が描いた絵が母親視点だと言っています。

あ、守護霊って言った時点で、お母さんはもう亡くなってますね。いつの間にか姫ちゃんと同じように現実逃避してました。母親が生きていてほしいと思ってました。

いくら漫画やアニメだからといっても、受け入れたくない現実はあります。特にそれが母親の死だとどうしても受け入れたくないです。

この記事を書いている時点で、第5話の放送を見てしまったのですが、第5話の最初のシーンはもっとショックです。

感情移入しすぎている「かくしごと」ですが、今後もそっと見守りながら見ていきたいと思います。

追記:

漫画家:久米田康治も、実は本名。正に「ノルマエ・ナマエ」ですね。本名がペンネームになっています。時折、久保田康治を名乗るとか。誤植で久保田になっていることもあるようです。

自分の漫画のキャラにドイツ人っぽい名前を付けるのが夢だそうですので、後藤可久士はイェーガーと呼んであげてください。

「テラフォーマーズ」に出てくるアドルフ・ラインハルトなんて、正に久米田先生もつけたかった名前なんでしょう。実に格好いい名前ですから。

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