【かくしごと】第5話のあらすじと感想!箱の続きが意味するものとは?

2020年4月より放送開始した「かくしごと」、漫画家であることを隠し通す後藤可久士とその娘の姫とのさりげない日常を描いたアニメです。

父と娘の愛あふれる日常は見ているだけで、いやされます。特に姫ちゃんの健気な行動にメロメロになる人も多いことでしょう。

今回はそんな「かくしごと」の第5話のあらすじと感想を紹介します。

【かくしごと】第5話のあらすじ

「それでも鉢はまわってくる」

ある日、後藤可久士に新人賞の審査員の役割が回ってきます。普段なら受けない仕事ですが、姫が学校で嫌なこともやっているというのを聞いて、可久士はその仕事を引き受けます。

アシスタントたちは、可久士が漫画を審査できるのか訝しげに思います。「漫画の世界観の説明が長すぎて頭に入ってこない」とまともなことを言う可久士。プロ漫画家らしいアドバイスを見せつけます。

可久士が帰宅すると、自宅に無数のダンボールが届いていた。編集者の十丸院(とまるいん)が送ってきたのだ。漫画家であることが姫にバレることを恐れた可久士は怒るが、十丸院に反省の色はなかった。

可久士は、漫画の原稿をPDFファイルで仕事場に送るように指示したが、結局来たのはたくさんのダンボールであった。十丸院の不手際に文句を言いながらもあきれる可久士であった。

気を取り直して漫画の審査をする可久士であったが、いざ講評のコメントをしようとすると、コメントが自分に対して言っているようでしかたがない。自分ができていないのに、人に求めるなと言われるのを恐れる可久士。

人の人生を左右する審査員の仕事に嫌気がさすのであった。どうにか審査の仕事を終える可久士。可久士のコメントを見た十丸院は、ギャグ作家にしては真面目過ぎるコメントにイマイチ納得できず、コメントの最後に(笑)の一文字を入れることにした。

雑誌が出来上がり、可久士の(笑)コメントに避難殺到、ネットは炎上。可久士は、十丸院に怒りをぶつけるが、十丸院はのれんに腕押し状態。逆に後藤可久士の当番は大変だ言う始末。その言葉にしょげる可久士。

家に帰った可久士は、姫との会話の中で自分が子育ての当番をしていることに気づかされる。かつて自分が育てられたのと同じように、今は自分が子供を育てる。長いようで短い子育ての当番。可久士はその当番の重要性をかみしめるのであった。

「泊めたねっ!」

漫画の原稿の締め切りをキッチリ守った可久士に、編集部から漫画の書き直しを命じられる。書き直しは後半の8ページ、タイムリミットは翌日の8時!

「無理に決まっている」との可久士であったが、ホテルに缶詰めされ強制される。一度缶詰めをしてみたかった可久士はまんざらでもない様子。

ホテルに着くと、部屋の豪華さに驚く可久士。「斜陽産業なのに経費使い過ぎ」と言う可久士に、「ホテルの支配人と面識があるから大丈夫」との十丸院。十丸院が縁故採用であることを確信する可久士だった。

しかし、よく考えると姫は一人で留守番をしなくてはいけない。あせった可久士は、あの手この手で姫を一人にさせないようにする。さっそくお手伝いさんのナディラさんに時間を延長してもらうように連絡するが音沙汰なし。ナディラさんのことが好きな十丸院は、ここぞとばかりに可久士の家へ。

後藤家にタクシーで行く途中、墨田羅砂(すみたらすな)を見かけた十丸院は、ホテルのキーを渡し可久士の手伝いをするよう指示をする。

ホテルのキーを手に入れた羅砂は、勝手に部屋に入りシャワーを浴びる。その後バスローブを着た羅砂に、「誤解を招くからやめてくれ」と言うが羅砂は気にしない様子。二人はバスローブを着たまま漫画を描くのであった。

後藤家では、ナディラが帰ってしまい一人の姫であったが、丁度タイミングよく千田奈留(せんたなる)が親と喧嘩し家出して家を訪ねてきた。そこに次の仕事がキャンセルになったナディラ、ナディラを好きな編集者の十丸院、後藤家を気にしていた学校の先生の六篠が加わり、一晩中にぎやかに過ごす。

ホテルで缶詰めになっていた可久士は、その後追加で応援にきたアシスタントの協力もあり時間内に原稿を完成。可久士は、すぐに家へ帰る。

家で待っていたのは、寝不足の姫。一人寂しく過ごしていたと勘違いをしていた可久士は、姫をぎゅっと抱きしめる。後藤家に不審な缶詰めが届いていたが、お菓子の金賞である「おもちゃの缶詰」であった。

お菓子の金賞をもらってうれしかった姫は、可久士に学校で作った金メダルを渡す。姫にとっての大切な人ということで金メダル。金メダルをもらった可久士は、このことを忘れないように金メダルの裏に自分の名前と日付を書くのであった。

第5話の最後は、18歳になった姫が登場。鎌倉の家を訪ねます。家で母の残した誕生日ごとに開ける箱の続きを見つけます。箱に書かれた文字が可久士のものだと知った姫は、箱を抱えて「お父さん」とつぶやきます。

【かくしごと】第5話の感想

「それでも鉢はまわってくる」

十丸院の個性爆発の話でした。可久士に「漫画の原稿は、PDFで仕事場に送れ」と言われれば、「PDFを知っているんですか?」と可久士に聞き返したり、「一度に2つのことはできません!」と言い切ったり。

けっこうメチャクチャなことをしてました。しかし親のコネがあるのかホテルは安く泊まれるという恵まれた男。きっとお坊ちゃんなんでしょうね。

ひょうひょうとして、悪びれないので、意外に憎まれない。そんな十丸院はトクな男です。(そんな人ってたまにいますよね)そう思って見ると、十丸院ってスゴイ名前です。元貴族なのかと思ってしまいました。

十丸院は、コメントの最後に(笑)を勝手に入れますが、炎上騒ぎになったにもかかわらず、編集部からはお咎めもなかったのかもしれません。逆に話題になったということで、ホメられていたりして・・・。

最後は、可久士の子育て当番の話。子育ての経験者のように、子供との時間はあっという間に過ぎることを知っている可久士。尊敬に値します。

flumpoolが歌うOPでは、子供と過ごす可久士が描かれていますね。子供と過ごす春夏秋冬。子供とのボール遊びに始まって、子供と旅行、子供とペンキ塗り、子供とシャボン玉遊び、子供と海、子供と食事。どれもかけがえのない貴重な時間。

人生で本当に大切なものを教えてくれる「かくしごと」はやはりスゴイなと思いました。

「泊めたねっ!」

この話で、可久士は人生初の「ホテルに缶詰」を経験します。環境が変わって仕事がしにくいかと思いきや、バスローブに着替えることで仕事に集中します。

カジュアルな格好でないと漫画が描けない可久士は、自分のルールを守ることで漫画に集中します。野球のイチローのように、ルーティンワークで望む可久士はやはりプロだなと思いました。

それと一緒に、アシスタントも「パジャマパーティ」ならぬ「バスローブパーティ」を楽しんでいて正直うらやましいと思いました。可久士は、仕事仲間にも恵まれてますね。

姫から金メダルをもらうシーンでは、姫の純粋な気持ちが伝わってきました。子供がこんな素直な感情を持つのは、残念ながら一瞬ですよね。小さなお子さんがいる人は、金メダルを子供と一緒に作って交換しあうのもいいかもしれません。いい思い出になると思います。

そして、最後は姫が誕生日ごとに開ける箱を抱きかかえるシーン。

これは困りました。いくら思い入れがある箱とはいえ、なぜ抱きかかえる?姫は箱を愛おしそうに抱きかかえます。

コレって、ひょっとしたら可久士はもういないんじゃないかと思います。もし、そうなら姫は母を亡くし、父も亡くしたということでしょうか?(両方確証はありません)悲しすぎる。

個人的に漫画を全巻買っているのですが、姫と気持ちが同化しているのか、真実を知るのが怖くてまったく読んでいません。「かくしごと」の秘密を知るのが怖いです。

まとめ

ショッキングなラストシーンがあった「かくしごと」の第5話、いかがでしたでしょうか?ほのぼのとさせる家族アニメなのに、切なくなるこのアニメはやはりスゴイとしか言いようがありません。

「現在編」と「未来編」が入り混じるアニメ「かくしごと」。現在から未来に行く過程で、後藤家に一体何が起こるのか?知りたいけど、知りたくない今後の展開。これからも見逃せません!

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