2020年4月から放送開始した「アルテ」も遂に最終回、第12話を迎えました。
ユーリから依頼されていた肖像画をすべて描き終えたアルテは、ヴェネツィアにとどまるか、フィレンツェに戻るかの選択を強いられます。
今回は、そんな「アルテ」の最終回、第12話のあらすじ、ネタバレ、感想を紹介します。
【アルテ】第12話のあらすじ
アルテがヴェネツィアに来てから、はや半年以上が経ちました。そして、アルテは遂に、依頼された肖像画をすべて描き上げます。ヴェネツィアにとどまるか、フィレンツェに戻るかを決めかねているうちに、工房の徒弟であるマティがアルテを訪ねてきます。
マティは、先日アルテに言った言葉が失礼だったと謝りに来たのだった。「女性で、貴族出身で、教養もある」そんな売りがあるアルテが羨ましかったと素直に謝った。
アルテが描いた肖像画があったので、見せてもらったマティは、素直にアルテが描いた肖像画に感心する。女性ならではの繊細なタッチに惹かれ、アルテの実力が本物であると褒めたたえた。
そして、「女性で、貴族出身で、教養もある」その他、すべて含めて、アルテの才能なので、大事にしてくださいと言う。
自分に価値があると気が付いたアルテは、ユーリの誘いを断り、フィレンツェに戻ることを決める。カタリーナとこれからも友達でいてくれるよう約束をし、ヴェネツィアを後にした。
フィレンツェに戻ったアルテは、レオの工房に行くが、レオはいない。レオは過労のため倒れ、ウベルティーノの家にいたのだった。
ウベルティーノが気にしていたのは、教会の天井画が期日までに、仕上がるかどうかだった。アルテは、レオ工房の一員として、天井画を仕上げることを申し出た。
すぐに天井画を描き始めるアルテだったが、アルテ一人では、期日までに間に合いそうになかった。そんな時に、現れたのが、アンジェロ。アンジェロは、すぐにアルテを手伝い始めた。
何とか完成させた教会の天井画。よく見るとそこには、アルテがお世話になった人が描かれていた。アルテの様子を見に来ていた母親は、アルテが完成させた天井画に感心した。
そして、病み上がりのレオも登場する。レオは、アルテが完成させた天井画を見て、小言を言うが、アルテがヴェネツィアで成長したことを確認し喜ぶのであった。
アルテは、レオに「人に勇気付けられる絵を描きたい。もっとあなたの元で勉強したい」と告げ、レオは、再びアルテを弟子として迎えいれるのだった。
【アルテ】第12話の感想
アルテが自分の取り柄を再認識する回でした。ヴェネツィアの工房のマティは、最初アルテの実力は大したものではないと思っていましたが、アルテが描いた肖像画を見て、アルテが自分の取り柄にあぐらをかいているだけではない、本物の実力を知ります。
自分が持っている取り柄や才能を最大限に使い努力したからこそ、アルテが今の立場をつかんだことを知るのです。
この気付きは、マティはもちろん、アルテにも影響を与えます。自分に価値があることに気が付いたアルテは、ユーリの破格の申し出を断り、フィレンツェに戻ることを決意しました。
そして、アルテは、フィレンツェのレオの元で、また弟子として働くことになります。アルテのモデルとなったと言われているアルテミジア・ジェンティレスキは、フィレンツェ芸術院で女性初の会員となり、成功をおさめています。
アルテの原点であるフィレンツェで、アルテは、今後素晴らしい成果を上げていくことでしょう。アニメの最後では、アルテが大声を出し、レオに煙たがれるシーンがありました。そのしぐさは、なんともアルテらしい終わり方でした。
やはりレオとアルテのコンビが、一番いいですね。最終回らしい終わり方で、とてもよかったです。
唯一の心残りは、第4話で出てきたパン屋の親父さんが出てこなかったことです。プライドを持っていたパン屋の親父さんを、最後にもう一度見ておきたかったです。
まとめ
ヴェネツィアで肖像画を描き終えたアルテは、フィレンツェに戻ってきます。フィレンツェのレオの工房で、また弟子として絵画の勉強を始めるアルテは、とてもうれしそうでした。
アニメの「アルテ」は最終回ということで、一度終了となりますが、漫画の「アルテ」はまだ「月刊コミックゼノン」で連載中です。場合によっては、第2期の放送もあるかもしれませんね。
新型コロナウィルスの影響で、景気が落ち込んでいた中、アルテのようなアニメが見られて、とてもよかったです。アルテの頑張り屋さんぷりに、元気づけられた人も多かったと思います。
「自分の道は、自分で切り開かないと!」これからもアルテの精神で頑張っていきましょう!

コメント