【文豪とアルケミスト】第3話のあらすじと感想!潜書して戻らない男!坂口安吾!

2020年4月より放送されている春アニメで、名だたる文豪たちが登場する「文豪とアルケミスト~審判ノ歯車~」

芥川龍之介や太宰治など、現代でもとても有名な文豪たちが、世界の文学を守るために敵と戦うストーリーのアニメです。

今回は、そんな人気男性声優たちが演じる魅力的なキャラクター達が奮闘するアニメ「文豪とアルケミスト~審判ノ歯車~」のアニメ第3話のあらすじ、ネタバレ、感想について紹介します。

【文豪とアルケミスト】第3話のあらすじ

アルケミストの力に目覚め、転生を果たした太宰治は、本の牢獄と呼ばれる“図書館”で、芥川龍之介や中原中也、島崎藤村、徳田秋声とともに、猫からこの世界の事や自分たちが持つ“アルケミスト”について話を聞いた。

その後、大怪我を負って“潜書”から帰還した織田作之助の代わりに、浸食者によって黒く染められてしまった坂口安吾の「桜の森の満開の下」という作品に、太宰と芥川は潜書する。

だが、しだれ桜が目に焼き付いて動揺した太宰は、芥川と離れ離れのまま本の世界に入ってしまった。

そこで出会った美しい女性と仲良くなった矢先、突如太宰の目の前にいた女性たちが何者かによって惨殺されてしまう。

その犯人は、浸食者によって黒く染められ、狂ってしまった坂口安吾だった。

太宰はその事実に驚いている間に、自分も安吾に殺されそうになるピンチが訪れる。
そこへ駆けつけ、助けに入った芥川。芥川に諭されるまま、安吾は目的の女の首を持ったまま煙の中に姿を消してしまう。

果たして、太宰と芥川は、「桜の森の満開の下」美しい情景描写とおどろおどろしい場面がお互い引きたて合う坂口安吾の代表作である本と坂口安吾を救うことができるのか?

【文豪とアルケミスト】第3話の感想

一人で何不自由なく山で過ごしてきて満ち足りていたはずの山賊が、唯一恐れた桜の木。襲撃した男の連れであった美しい女性に心惹かれて妻としたものの、狂気的な女性の望むままに首切りをし始めてしまうことにはとても衝撃的で、怖いシーンでもありました。

しかもその女性が、芥川が都で出会った女性だったことにも驚きました。

島崎と中也が語る坂口安吾の作品と、坂口安吾であって坂口安吾ではない存在の話は怖くもあるけれど、悲しさもありました。

でもその後に、太宰と芥川が悪者のように女性を桜の森までさらおうとするシーンと、織田作之助が語る安吾や太宰たちがあるBARで語り合う仲が良いシーンは思わずフッと笑ってしまうほど面白かったです(笑)

太宰や織田がいなくなってしまったことに寂しさを感じ、安吾がもう一人になりたくない思いを語るシーンは、痛々しいほど切ないものでした。

でも、そこにタイミングよく助太刀に入った織田の登場シーンにはシビレました。また、太宰と織田の言葉によって目が覚めて、アルケミストの力に覚醒した坂口安吾が、自分の手で鬼と化した女にとどめを刺したシーンはとても格好良かったです。

無事に帰還した安吾たちと出迎えた中也の再会するシーンには、本当にほっとしました。仲の良かった皆がようやく転生できたこと、再び会えたことがとても嬉しかったし、感動しました。

最後に猫が語りかけていた相手は何者なのか?芥川がこの戦いの鍵を握っていると話したその真相とは何か?とても気になった第3話でした。

【まとめ】

今回の第3話には、旧友たちがいなくなってしまったことから、孤独を恐れた坂口安吾が、転生した織田作之助と太宰治の言葉によって目覚める感動的なシーンがありました。「文豪とアルケミスト」の第3話のあらすじと感想についてお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?

最後には中原中也とも再会を果たすことができた安吾が、エンディングに太宰と織田にあんこう鍋を振る舞っていました。この話を最後まで見ていたので、余計に心が温まり、ほっこりした気持ちになりました。本当によかったです。

この記事を読んで、「文豪とアルケミスト~審判ノ歯車~」のアニメ第3話をより一層楽しんで見ていただけたら嬉しいです。

追記:

坂口安吾の代表作と言えば「白痴」。内容はよく知らないけれど、国語のテストでたまに出てきたので暗記していました。そして、今回の話で使われている作品は「桜の森の満開の下」です。

この「桜の森」って言葉、ちょっと気になりますよね。普通「森の桜」なのに、何故か「桜の森」。森の中に桜があるのではなくて、桜が森のようにあるってことなんだと思います。

その桜の木が怖いっていうのだから、「桜の森」は恐怖だらけってことになります。もうそれだけで怖いです。

そんな「桜の森の満開の下」ですが、短編小説です。短編小説なら気軽に読めますね。今回の話で坂口安吾の「桜の森の満開の下」が気になった人は、是非チェックしてみてください。

ただし、桜の木が好きな人は読まないことをオススメします。桜の木のいい印象が変わってしまう可能性がありますので要注意です!

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