和をテーマに、日本の各界のクリエイターが集まって作ったアニメ「ジビエート」
アニメの内容より、各界のクリエイターへのリスペクトが目立っている感が否めません。肝心のアニメは、果たして大丈夫なのか、心配になってしまいます。
今回は、そんなアニメ「ジビエート」の評価は一体どうなっているのか?ひどい評価なのか?そして、壮大で残念すぎる「ジビエートプロジェクト」を紹介します。
目次
【ジビエート】の評価
アマゾンプライムビデオでの評価は5段階評価で2。プライム会員でも有料となる為、投稿件数も13件とさびしいかぎり。しかも、かなり残念な評価になっています。
評価5を付けた人も、「各界のビッグネームが集まり、国際的な視野に立ってのアニメでイヤな予感しかしない。案の定、その期待に応えてくれている。個人的には、好きです」と寛容なコメントです。
評価1を付けた人は、「OPの三味線が長い」「緊迫感が必要なところで、静止画の多様」「キャラデザインが古臭い」「時代設定がメチャクチャ」などの酷評の嵐です。
中には、関ヶ原の合戦の後なのに、わが藩と言っている。侍なのにちょんまげしていない。裸足でコンクリートの上を平然と歩いている。2030年なのにデカいビデオカメラ。とかなり鋭いツッコミを入れる人もいました。
アニメの世界に引き込まれないと、アラが色々と目立ってしまいますので仕方がない感じです。
裸足でコンクリートの上は、気が付きませんでした。絶対に熱いですよね。「アッちっちー」と言ってピョンピョン飛び跳ねる千水と兼六がちょっと見たかったです。
この時に、吉田兄弟の三味線がBGMで流れたら、大ウケ間違いなしだったろうに・・・。
残念すぎる「ジビエートプロジェクト」
天野喜孝の無駄遣い?キャラデザインが原案と違いすぎ
青木良監督は、原作がないアニメが注目を集めるには、フックとなるものが必要といってキャラクターの原案デザインを天野喜孝氏に依頼しますが、できあがったアニメのキャラデザインが大きく違っています。
天野氏の参戦は「ジビエート」の知名度を大きく上げたとは思いますが、アニメの仕上がりが全然違うのは、もはや反則です。
コレって、海外の人はどうとらえているのでしょうか?
美味しそうな写真を見て注文した料理が、全然写真とちがう料理が出されたような裏切り感があったと思います。残念でなりません。
繊細なタッチの「無限の住人‐IMMORTAL」の作画担当者にやってもらったら、違和感なく、天野氏の妖艶で幻想的なデザインを引き継ぐことができたかもしれません。
バジリスクっぽい小美野雅彦氏のキャラデザインは、嫌いではないのですが、天野氏のデザインがけっこう変わってしまったので、残念です。
石田國壽の無駄遣い?千水に西洋刀は要らない
和をテーマにして「ジビエート」を作っている制作陣ですが、海外市場に迎合し過ぎな点が1つあります。
それは、千水が日本刀と西洋刀の両刀使いであること。素人からすれば、和をテーマにしているのだから日本刀だけにすべきだと思うのですが、いかがなものでしょうか?
千水に西洋刀を持たせるあたりが、なんだか世界にている媚を売っているようで残念で仕方がありません。日本刀だけで千水を戦わせないとクールとは言われないような気がします。
公式ホームページでは、石田國壽氏が作成する千水の刀「水月丸」というのもあります。ここまで力を入れているのに、なぜ日本刀だけにしなかったのか、本当に意味不明です。
紫舟の無駄遣い?題字が英語でモッタイナイ
和をテーマにしているのだから、クールな漢字を使ってもらいたかったです。公式ホームページでは、侍×忍×刀×書とうたっているのに、なんで漢字にしなかったか意味不明です。
色々と考えての判断だと思いますが、「侍」と言えば「SAMURAI」そして「GIBIATE」で使われている文字だ!と、海外で認識させてやる、そんな気概が欲しかったです。
妥協案として、漢字一文字でジビエートを表現して、副題に英語を書けばいいのにと思ってしまいました。
「無限の住人-IMMORTAL」みたいに「侍-GIBIATE」とか「疫-GIBIATE」とかにして、紫舟氏には一文字「侍」とか「疫」とか書いてもらう。
そして、各回の放送も漢字一文字で統一、「侍」「疫」「血」「惨」とか書いてもらう。第3話「僧」、第3の男現る!みたいな感じがよかった。
紫舟氏は、立体書道をする人のようなので、タイトル名だけでも一文字立体でやってもらいたかったです。
それをアングルを変えながら映像化。そして、吉田兄弟の三味線をBGMで宣伝してもらいたかった。
吉田兄弟の無駄遣い?三味線の使い方がイマイチ
日本刀を持った千水はジビエと戦い始めますが、評価1の人も言っていた通り、緊迫したシーンで静止画、そして三味線のかきならしがイマイチです。
三味線の音自体が軽快な感じなので、戦闘シーンは難しいのかもしれません。「ジビエート」の戦闘シーンは、三味線付きの紙芝居を見ているような感じでした。
慣れてくれば、格好いいと思うかもしれませんが、ちょっと緊迫感のない戦闘シーンでした。三味線の音が耳障りがいいだけに、もったいない。
またまた「無限の住人‐IMMORTAL」で恐縮ですが、三味線の使い方が上手い「無限の住人‐IMMORTAL」第3話の槙絵の戦闘シーンをお手本にしてもらいたいです。
金林真多呂の無駄遣い?アニメに人形がまだ出てこない
「ジビエートプレジェクト」の中で一番理解できなかったのが人形です。なぜ人形?
人形使いやカラクリ人形がどこかで出てくるのでしょう?無駄使いというか、まだ人形が1体も出てきてもいないので、その存在理由が意味不明です。
日本刀といい、人形といい、海外用に物販しないと、元だ取れないのでは・・・。流石に心配になります。
そして、「ジビエート」のアニメに最後まで人形が出てこなかったら、「ジビエートプロジェクト」最大級の謎になりそうです。
まとめ
アニメ「ジビエート」の評価は、正直あまりよくありません。けっこうひどい評価を受けています。各界のクリエイターを集結させて作ったということが、アニメの評価のハードルを上げてしまったのだと思います。
期待値が高いだけに、シビアな意見が多いのは、仕方がないのでしょう。しかし、「ジビエート」の独特な世界観にハマっている人、吉田兄弟の三味線の虜になっている人も確実にいます。
また、「ジビエートプロジェクト」に関しては、プロジェクトが大きすぎて圧倒されるとともに、大変そうだと感じました。
著名人が大集結した「ジビエート」。はたして採算は取れているのか?見ているだけで心配になります。
「ジビエートプロジェクト」の残念なところを勝手に色々と書きましたが、アニメ実現には、相当な苦労があったと思われます。
「ジビエート」が海外でも、大ヒットすることを心からお祈りしております。
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