【イエスタデイをうたって】第2話あらすじと感想!榀子と桜と悲しい過去!

2020年4月から絶賛放送中のアニメ「イエスタデイをうたって」の第2話のあらすじ、ネタバレ、感想を紹介します。

「イエスタデイをうたって」は冬目景によって描かれた青春群像劇です。
舞台は新宿にほど近い街。フリーターをしている主人公に年の離れたふたりのヒロインや、ライバル、個性的なサブキャラたちが日々を繰り返して未来を少しずつ探していく人間ドラマが緻密に描かれています。

“愛とはなんぞや?”のキャッチフレーズの通り、恋愛や家族、仕事など、日々の様々なことに悩んだり、迷ったりしながら生きる4人の男女の青春ストーリーです。

【イエスタデイをうたって】第2話のあらすじ

第2話「袋小路」

桜が咲く季節、卒業式を控えて髪を短く切った榀子。一方、榀子に「友だちでいたい」と言われて振られたリクオは、ハルに振り回される日々を送っていた。

卒業していく生徒を送った榀子は、美術室にいる幼馴染「早川浪」を見つける。教室の机と椅子で謎のオブジェを作っていた浪に注意する榀子。金沢で出会った浪は、父親の転勤で榀子が教師を務める高校に転校してくることになっていた。

教員仲間に「良い人を金沢に残してきたのか」と聞かれた榀子は、どこかハッとしながらも返事をごまかした。

飲み会を離脱した榀子は、公園でひとり、ブランコに揺られながら桜を見つめる。不意に名前を呼ばれて顔をあげると、そこにはリクオがいた。

ぼんやりとしながら返事をしている榀子に「何かあったのか」と問うリクオ。「桜を見ていた」と言った榀子は、時の流れの早さに困ったように笑う。

自分は前向きではないと語る榀子は、送ると申し出たリクオにいつか見た学ランの背中を重ねる。
まだ公園に残ると伝えた榀子は、リクオにもう一度「自分とはただの友だちでいてほしい」と告げた。

気まずい雰囲気の中、カラスの鳴き声が聞こえて振り向くと、そこにはバイト帰りのハルがいた。
榀子が偶然会っただけだと説明すると、ハルはそれ以上のことを聞かずに公園を後にする。

翌日、リクオのバイト先に榀子の幼馴染の浪が現れる。榀子とどういう関係なのかと問い詰められるリクオは、コンビニの裏で浪の話を聞くことに。

「金沢での榀子のことをほとんど知らないんだな」と煽られたリクオは、何があったのかと問う。
榀子に好きな人がいたことを聞いたリクオがどんな奴だったのかと聞くと、浪は自分の兄で、6年前に死んだと説明する。

榀子は早川家によく食事を作りに行っていた。浪の兄のことが好きな榀子は、体の弱かった兄の世話を焼いていたのだ。

一方、榀子の元にはハルが現れ、話したいことがあるからと公園に誘われる。よし、と切り出したハルは榀子を見つめて「勝負しない?」と笑った。

勝負を持ちかけられた榀子は、一瞬考える素振りを見せてからリクオとの関係の進展を否定する。
それでも納得しないハルは、榀子にリクオを振った理由を尋ねる。

まっすぐなまま訪ねてくるハルから隠れるように俯いた榀子は、自分には好きな人がいてその人はもういないと伝えた。「私はもう、人を好きになるのはめんどくさいな」とどこか吹っ切れたように言う榀子。

それを聞いたハルは、ホッとしたように笑って、改めて榀子に「宣戦布告」をする。言いたいことを告げたハルは公園を去る直前に、自分が学校を辞めたのは先生のせいではないと手を振った。

榀子が自分のアパートへと帰ると、バイトを抜け出してきたリクオが待っていた。浪と会って話を聞いたリクオはここに来た理由をうまく説明できないまま、バイトへと戻ろうとする。黙っていたことを謝った榀子はリクオに向き直って「やっぱり友だちでいるの、やめようよ」と告げた。

榀子の言葉に頷いたリクオは、今まで通り友だちみたいにしていても榀子に対して下心があることをはっきりと伝えてバイトへと戻っていった。

榀子は、リクオの言葉にホッとしていた。

【イエスタデイをうたって】第2話の感想

榀子がメインの回ということで、榀子の過去が明らかになりました。
社会人になりたての榀子が初めての卒業生を送る場面は、自分の卒業式の記憶と重なってじんわりとあたたかい雰囲気がありました。

卒業式後に現れた幼馴染の浪が、ピアスの代わりに安全ピンをつけているのが個人的には好きでした。ピアスに憧れたことのある人は、一度は耳たぶに安全ピンで穴を開けることを想像すると思います。(衛生上問題があるので、想像だけにしてください)

今回の話では、特に桜の背景が多かったと思います。昼間の美しい桜から、夜桜まで、様々な顔を見せてくれていますが、榀子にとってのキーアイテムとしても重要な役目を果たしています。

公園のシーンで「桜があまり好きじゃない」と告げた榀子。榀子にとっての桜は、昔好きだった人の死を連想させるものです。榀子と桜とのショットは、榀子が過去にとらわれていることを意味していたのかもしれません。

また、リクオは榀子の金沢での幼馴染だった早川浪から、榀子の過去について聞きます。それを聞いたリクオは、バイトを放り出してでも榀子の元へと向かってしまうくらい榀子への気持ちがあるんだなと思いました。

動画工房の作画クオリティもかなり光っていた第2話だったと思います。

まとめ

榀子にフォーカスを当てた第2話では、突然現れた榀子の幼馴染の浪によって榀子の過去が明らかになります。リクオやハルとの関係も次第に進み始めて、少しずつ複雑に絡み合ってくる気配を感じます。今後、この4人がどのように人生を歩いていくのか、期待しましょう!

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