【BNA】第4話のあらすじと感想!最終回はどうなる?人間か獣人か?

2020年4月から放送中のTRIGGERオリジナルアニメ「BNA ビー・エヌ・エー」

「プロメア」(2019)で原作・脚本を担当した中島かずきと「リトルウィッチアカデミア」(2017)で監督を務めた吉成曜がタッグを組んだアニメです!

今回はそんなアニメ「BNA」の第4話のあらすじ、ネタバレ、感想を紹介します。また、まとめでは、最終回がどうなるのか?の予想もしてます。是非最後まで、ご覧ください。

 

【BNA】第4話のあらすじ

第4話「Dolphin Daydream」

みちるは、頭に葉っぱを乗せて唸っていた。人間の姿になれないままのみちるは、タヌキのように葉っぱで人間の姿に化けようとしていたのだ。

市役所から来た電話で、みちるは市長の元へと向かう。市長は先日のメディカルセンターの爆破の件のお礼にと、まだ手続きをしていなかった獣民登録を済ませてくれていた。

以前渡されていたスマホがアニマシティの外の世界とネットが繋がっていないことに不満を漏らすと、獣人特区特例法によって人間社会の情報を制限していると教えられる。

不服そうなみちるに、市長のロゼは獣因子についての説明を受ける。獣因子のない人間が、獣人に変わることはありえない。そして、そのありえないことがみちるの身体には起こっていた。

ロゼはみちるの遺伝子を調べて、普通の獣因子とは違うことを説明した。治るのかと聞くみちるに、ロゼはまだわからないと言ってもう少し時間が必要だと告げる。

建物を出たあと、みちるはミンク獣人のマリーに呼び止められる。マリーから違法SIMを手に入れたみちるは、フェイスルックというSNSを通じてニナと出会う。

人間だと思って声をかけたニナは、人間のふりをしていたイルカ獣人だった。人間社会に憧れるニナに、みちるは人間だった時のことを思い出す。帰りたいかと聞かれるものの、人間の姿になれない今のままでは戻れない。

みちるが「戻りたい」と強く願うと、みちるは人間の姿に戻っていた。

ニナは、フェイスルック(笑)で知り合ったリサにホームパーティーに誘われていた。一緒に行こうと誘われたみちるは、外の世界に憧れるニナのまっすぐな気持ちに応えてパーティーに参加することを決めた。

パーティー会場は人で溢れ、大音量の音楽が流れる賑やかな空間だった。スピーカーから流れてくる音楽は、みちるが昔親友と一緒に聞いた曲。思い出して涙を滲ませるみちるは、不安そうにしているニナに「帰れて嬉しい」と笑顔を見せた。

会場で声をかけて来たのがリサだと知ったニナは、喜びのあまり獣人の姿に戻ってしまう。獣人だとバレたら捕まると焦る2人をよそに、リサはニナに対して好意的な反応を見せた。

パーティーの参加者にニナを紹介したリサは、獣人への理解があるような言葉を並べる。いまいちピンと来ていなかったニナは、歓迎されていることに喜んでパーティーを楽しみ始めた。

一方、士郎の元に市長のロゼから連絡が入る。みちるとニナが人間界にいることを知った士郎は、2人を連れて帰るように言われる。

娘を連れ帰ろうとしているフリップの乗る車を、士郎は片足で止めた。車の中から顔を出したフリップは獣化したまま。獣人のギャングにとって、獣化したまま相手の元へと向かうのは戦闘の意思表示だ。

士郎は、フリップに娘は自分が連れ戻すことを伝える。フリップは、0時のタイムリミットまでに連れ戻せと告げて窓を閉めた。

歓迎されて気分の良くなったニナは、獣化したままプールでショーをしていた。ノリノリのニナとは正反対に、浮かない顔をしているみちる。ニナに「ここは帰りたかった場所じゃない、帰ろう」と告げる。

帰りたがるみちるに、自分だけが人気者になったから帰りたがっていると勘違いしたニナは、意地になって帰らないと水の中に潜ってしまう。

何をしてるんだろうとトイレで呆れていたみちるの元に、士郎から電話がくる。「フリップの娘を連れて帰るために港に行くから、それまでになんとかしろ」それだけ言われて、電話は切られてしまう。

士郎の自分勝手な電話にため息を吐いていると、トイレにパーティーの参加者がやってくる。獣人を初めて見たという彼女たちは、会場ではニナを歓迎していたものの、本心では「怖い」「一緒に生活はできない」と思っていることを聞いてしまう。

みちるがトイレから戻ると、ニナは海水の入った水槽に入れられていた。リナは、ニナが疲れていたから海水に入れたのだと当たり前のように告げる。

息ができずに溺れるニナを助けようと、みちるは水槽に体当たりをする。ビクともしない水槽に、みちるは獣化して大きくなった手でガラスを割ってニナを助けた。

会場を出る2人に声をかける人は1人もいなかった。

船での帰り道、みちるに謝罪するニナに対して「こっちこそごめん」と謝ったみちる。今回の一件で、ニナが人間を嫌いになったと思ったみちるは、罪悪感を覚えていた。

落ち込むみちるに、ニナは「嫌いになってないよ」と静かに笑いかける。ニナにとって、人間界は本当に輝いて見えていたのだった。

人間界に帰りたかったんじゃないのかと聞く士郎に、みちるは頷く。そして、いつか出るつもりだけどそれは今ではないと言う。みちるは、獣人のことをもっと知る必要があると思うようになっていた。

そんなみちるに、士郎は違法SIMのツケを働いて返すようにと言った。

ジェット機の中には、メディカルセンターの会長が。会長が見ていたのは、先日の爆破事件でのみちると士郎の様子だった。

アニマシティへ帰って来たみちるは、母親の自分に向けた誕生日の投稿を見つける。
みちるは、その投稿に反応しようと思ったが、わずかにためらって、結局何も反応できなかった。

【BNA】第4話の感想

第3話は、みちるに新たな知り合いができる回でした。獣人のための街、アニマシティは意図的に人間社会の情報を遮断しているのだと市長が説明していました。

しかし、話の中盤ではみちるとニナが人間界のパーティーに参加していることを、SNSを通して見ていました。人間社会の情報を制限するのは、市長の思惑の一つなのかもしれません。

フリップのシーンは根性焼きが印象的でした。アニメで根性焼きをするのってあまりないと思うので、ある意味貴重なシーンだったように思います。

今回は特に、ニナちゃんが可愛かったです!フリップの娘らしいですが、あまり似てないですね。
冒頭の市長の説明を考えると、ニナはお母さんの遺伝子を受け継いでいるのかもしれません。

人間をあまり好意的に思っていないような描写が多かった過去回とは違い、ニナはとにかく人間界に憧れています。夢を見過ぎている感じもしましたが、結局全てが終わっても人間の世界を嫌いにならない真っ直ぐないい子でした。

今回の第4話の題名が「Dolphin Daydream」イルカの白昼夢。ニナの夢は現実化しないと言われているようで、なんか切なくなります。

そして、みちるが人間の姿に戻れました!

今まで戻りたくても戻れなかったのに、ニナと話しているうちにその気持ちが強くなったのかもしれないですね。あれも遺伝子の分裂による「身体の変化」なのか、また別なのか気になるところです。

人間態に戻れたときのコミカルな動きはTRIGGERっぽさがあってよかったです。「帽子も被れる!」ってところにリトルウィッチアカデミアの帽子もあったのが、制作側の遊び心が垣間見得た瞬間ですね。

パーティー会場には獣人に対して好意的に見える人たちが集まっていました。「辛かったよね」と言うリサに、あまりピンと来ていないニナ。

打ち解けているかのように見えて、実は人間の方は獣人について何も知らないのです。だから、ニナが疲れているからと海水で満たされた水槽に入れてしまう。

本当なら必要のないことを、良かれと思ってしている人たち。

実際に、私たちが生活している社会にもいると思います。理解しているように見えて、一切していない。ああ、こういう人いるよなぁ…と思いながら見ていました。

これを機に、リナが獣人について知ってくれるようになれば、人間と獣人の間にある溝はほんの少しだけ埋まるのかもしれません。

まとめ

違法SIMを手に入れたみちるは、人間のふりをしているニナと知り合います。ニナに誘われて、人間界に行ってパーティーに参加することになります。

しかし、ニナはネット上で知り合った人間に会えた喜びで獣人の姿に戻ってしまいます。
人間と獣人の意識の差が描かれている第4話でした。

今回の話を見て、思い出したのが昭和の名作「人造人間キカイダー」です。主人公のキカイダーは文字通り機械でできているアンドロイドです。

最後に人間になるのですが、そこで原作者の石森章太郎が問いかけるのが、「ピノキオは、人間になりました。はたしてピノキオは幸せになったのでしょうか?」です。

最終回では、みちるは人間に戻ると思いますが、「人間に戻ったみちるは幸せか?」という問いが待っているような気がします。

それとも、みちるは人間にうんざりして、獣人として生きることを決めるのでしょうか?

人間としても、獣人としても、どちらの選択もできそうなみちる。最終回がどのような終わり方になるのか、今から楽しみです。

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