【BNA】第3話のあらすじと感想!においのない獣人の正体とは?

2020年春から絶賛放送中のTRIGGERオリジナルアニメ「BNA ビー・エヌ・エー」

突然タヌキ獣人となった主人公のみちるが、アニマシティで自身が獣人となった謎を追うというアニメです。今回はそんなアニメ「BNA」の第3話のあらすじ、ネタバレ、感想を紹介します。

【BNA ビー・エヌ・エー】第3話のあらすじ

第3話「Rhino Melancholy」

前回、みちるが人間であることを知った士郎は、叩きつけられた学生証のにおいからみちるの人間だったときの様子を知る。

目を覚ましたみちるは、部屋の窓から見える大きな建物が「シルヴァスタ・メディカル・センター」(メディセン)と呼ばれる製薬会社の施設であることをジェムから聞き、自分の病気のことも何か調べられるのではないかと不安になる。

突然部屋の扉を開けた士郎は、みちるを引きずって物置に閉じ込めてしまう。士郎は「人間が獣人になることを人間が知ったらパニックになる」という理由でみちるを閉じ込めたのだった。

みちるが部屋から出ないようにバリケードを増やしているところで、市長が訪れる。聞けば、シルヴァスタ・メディカル・センターに脅迫状が届いたという。それを証明するように、シルヴァスタの薬品を積んだトラックが爆発されていた。

話を聞こうとするみちるの耳はウサギのように伸び、それに驚きながらも市長と士郎の話の続きに聞き耳を立てる。

反獣人派によって行われている犯行で、警察も捜査をしているものの、爆発の影響で犯人の足取りがつかめない。士郎の嗅覚でその犯人を捕まえて欲しい、というのが市長からのお願いだった。

病院が爆破されたら自分の病気が治らないかもしれないと思ったみちるは、部屋から出るために大声で市長に助けを求めた。

市長の助けによってようやく外へと出られたみちるは、士郎の所業を言いつけながらも自分も爆弾犯を捕まえる手伝いをしたいと申し出る。反対する士郎に「ここに来るまでずっと隠れていたのに、また隠れて生きるなんていやだ」と強く訴える。

アニマシティを動く分には問題はないと助言した市長のおかげで捜査の手伝いをすることになったみちる。爆弾の破片から設置された爆弾の位置を割り出した士郎は、クロをメディセンへと向かわせる。

クロの連絡係になったみちるもメディセンへと向かい、どうにか建物の中へと潜り込むことに成功した。

建物の中では白衣の男とギャングの間で、なにやら取引が行われていた。聞き耳を立てていたみちるは、無意識のうちに耳が車の影からはみ出していて見つかってしまう。

ギャングたちから逃げながら士郎に連絡を取ろうとするも、士郎は爆弾処理の手伝いをしていたためその連絡に気づかなかった。

取引をしていた白衣の男は、所長にみちるのことを報告する。2人が見ている画面には、獣化したみちると、人間の頃のみちるの写真が映っていた。

追い詰められたみちるのピンチに、連絡がつかなかった士郎が駆けつける。メディセンの職員とギャングが組んで物資の横流しをしていると気づいた士郎は、爆発音で振り返る。

メディセンから煙が上がっているのを見た士郎がみちるを置いて行こうとすると、みちるは「今の私は獣人だから、私も守って」としたたかに笑う。言い負けた士郎はみちるを連れて再びメディセンへと向かって走り出した。

メディセン内部が爆発されたことにより、所長の「矢場」は警察を責め立てる。士郎は爆弾の痕跡を確実に追跡していたはずだが、建物に設置されていた爆弾にはにおいがなかったために見逃してしまったのだった。

みちるが戻ってきたことに動揺する所長のもとに、会長と呼ばれる男から電話がかかって来る。「今回の事件の痕跡を何一つ残さないように」と釘を打って電話が切られる。

電話を終えた所長のもとに、士郎たちがやって来る。爆破現場には犯人どころか、全てのにおいがない時間があったと士郎は告げる。

においの無い獣人などおらず、においを消すためには特殊な薬品が必要。メディセンの職員とギャングが取引しているのを見たというみちるの証言も手伝って、取引の証拠を消すために爆破させたのではないかと推理する。

言い訳をする所長の両手からもにおいが消えたままであることを指摘して、連行しようとした瞬間、所長はサイ獣人へと変化して士郎に襲いかかった。

油断していたみちるの背後から、カメレオン獣人の「三村」が現れてみちるを人質に逃げ出す。
ビルの屋上で捕まっていたみちるは、三村から向けられる殺意が本物であることに気づく。

このままでは本当に突き落とされると感じ、逃げ出そうと以前のように腕を伸ばす。
驚いた三村は、思わずみちるに巻きつけていた尻尾を離してしまう。

真っ逆さまに落ちていくみちるをキャッチした士郎は、みちるを庇って自らを下敷きに地面へと落下した。

起き上がったみちるが士郎に声をかけると「生きてるよ」と返事が。士郎は、メディセンで治療を受けることを勧める刑事に首を振り、みちると共に帰っていった。

翌日、市長から矢場と三村が横領を働いていて、それを上層部に気づかれてメディセンのデータシステムを爆破したと聞かされる。みちるはそれだけではないのではないかと思いながらも、自分の病気について市長の協力も得られるようになり喜んでいた。

 

【BNA ビー・エヌ・エー】第3話の感想

今回の話が、みちると市長の初めての接触になります。

士郎も市長に話していなさそうな素振りだったのに、みちるが元人間であることを知っていた市長には何か隠し事がありそうですね。

冒頭でみちるの過去が明らかになりました。急に獣人に変化した友人が、何者かに連れ去られる。
また、自分も獣人に変化する。それを間接的に(においを嗅いで)知った士郎は、どのように感じたのか気になります。

士郎の能力はにおいを辿るだけでなく、その場、その人物の過去まで見えてしまうようです。
もはや嗅覚の域を超えているような気もします!

シルヴァスタの黒幕感が凄まじく、みちるや士郎などの「個」に対して国と密接に関わる企業の「巨大な圧力」という構図ができていました。

獣人遺伝子研究の権威として名を知られている市長は味方なのか、黒幕側なのか。過去に人間が獣人に変化した事例はないと言われていたものの、みちるの友人も獣人に変化していました。

もしかしたら、士郎の言った通りパニックになったり、何かしらの不利益が出るから隠しているのかもしれません。

ラストシーンには、シルヴァスタ製薬の会長がアニマシティへと向かう場面が映し出されました。
彼がこれからどのように絡んで来るのか、楽しみです。

 

まとめ

士郎とともに、シルヴァスタ・メディカル・センターに送られてきた脅迫状の謎を解き明かしたみちる。

人間だったときの過去も明らかになり、シルヴァスタ製薬に務める男たちはみちるが人間であることを知っていました。みちるの獣化に、何か大きな影がちらつき始めます。

次回以降、さらに獣人や、獣化の謎についてさらなる展開が待ち受けていそうです。
これからも見逃せません!

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