2020年4月13日より放送を開始した春アニメ「啄木鳥探偵處」
歌人である石川啄木とその友人金田一京助による探偵物語です。アニメも終盤に差し掛かっており、最終回ももうすぐ!一体最終回はどうなってしまうのか?気になる最終回の予想を紹介します。
【啄木鳥探偵處】とは
改めてアニメ「啄木鳥探偵處」ですが、このアニメは伊井圭(いいけい)の小説「啄木鳥探偵處」が原作となっています。
この小説は5話の物語が書かれています。第1話「高塔奇譚」、第2話「忍冬(すいかずら)」、第3話「鳥人」、第4話「逢魔が刻」、第5話「魔窟の女」
伊井圭さんは、2014年にお亡くなりになっていますので、ご自身の小説のアニメ化を知ることができませんでした。
非常に残念なことでありますが、アニメ化により小説が注目を浴びることなったのは、非常によかったと思います。
【啄木鳥探偵處】はオリジナルの話もある?
小説「啄木鳥探偵處」は全5話、アニメ「啄木鳥探偵處」は全12首からなっています。
この首というのは、もちろん生首のようなものではなく、和歌や俳句などの数の数え方の「首」です。かるたの「百人一首」の「首」です。
小説の1話の話をアニメ2首でやるとすれば、アニメの10首は小説の話を使うことができます。残り2首はどうしても、オリジナルの話にならざるを得ません。
アニメは、それぞれ第1首「こころよい仕事」第2首「魔窟の女」第3首「さりげない言葉」第4首「高塔奇譚」第5首「にくいあん畜生」第6首「忍冬(すいかずら)」第7首「紳士盗賊」第8首「若きおとこ」となっています。
つまり現時点で、小説の「魔窟の女」、「高塔奇譚」、「忍冬(すいかずら)」は使われています。残りの「鳥人」「逢魔が刻」が今後の4首で出てくると思われます。
「鳥人」は、空中浮遊ができる奇術師の事故死の謎を究明する話、「逢魔が刻」は、夕暮れにおこる連続幼児誘拐事件を解決する話です。
ちなみに、アニメの第7首の「紳士盗賊」の話は、江戸川乱歩(平井太郎)の「二銭銅貨」の話でしたので、アニメオリジナルの話とは言えない内容でした。
この話を入れたのは、賛否両論出てくると思います。できればつまらなくてもいいからオリジナルの話にしてもらいたかったというのが個人的な意見です。
【啄木鳥探偵處】最終回はこうなる?
アニメ「啄木鳥探偵處」は全12話ですので、順調に放送されれば、6月29日に最終回を迎えることになります。
ここからはネタバレになりますが、今までの話で、啄木は吐血して倒れています。吐血と言えば、すぐに連想されるのが、結核です。
実際の石川啄木も結核が原因で26歳で亡くなっていますので、最終回で啄木は死んでしまうのだと思います。
しかし、アニメの最終回としては、悲し過ぎる終わり方となりますので、できれば死んだのか、死んでいないのか、分からないような終わり方にしてもらいたいですね。
個人的に理想の最終回は、こんな感じです。
京助にお金を借りて「少し所用ができたので、出かけてくる」と言ってどこかへ行ってしまう啄木。そして、京助は啄木の死を知りつつも「きっと啄木は、どこかで女郎通いをし、詩でも詠んでいるのであろう。いつかまた帰ってくるさ」というラスト!
ついでにベタなラストですが、「空に啄木!」
漫画でよくあるヤツで締めくくってください。
飄々とした啄木が相棒の京助と謎の事件を解決していく「啄木鳥探偵處」!最後まで見逃せません!
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