【啄木鳥探偵處】第5話のあらすじと感想!天才歌人:石川啄木の恋はどうなる?

2020年4月より放送されている、天才歌人の石川啄木と彼を生涯支え続けた助手の金田一京助が織りなすホラーミステリーアニメ「啄木鳥探偵處」

今回は、啄木たちの恋がテーマの「啄木鳥探偵處」第5話のあらすじ、ネタバレ、感想を紹介します。

【啄木鳥探偵處】第5話のあらすじ

石川啄木と金田一京助の友人である萩原朔太郎、吉井勇、野村胡堂はある女性に恋をしていた。

それは、いつも皆で集まる食堂“ミルクホール”で働く給仕の季久だ。

最初は萩原が彼女に好意を寄せていたことを吉井に相談していたのだが、話を聞いているうちに吉井も好きになったのだという。

そして、季久を巡って口論する二人を止めに入った野村もまた、季久に惚れていることが発覚する。

そこで、季久に対する熱い思いを語りだす3人。するとそこへ、季久に恋する若山牧水も参戦する。

季久へ片思いする期間が三人よりも長い若山は、彼女を思って作った歌を披露する。その短歌をきっかけに、さらに盛り上がる4人の恋バナ。

そこで、盛り上がった勢いで大人しい萩原が勇気を出して終業間際の季久に話しかける。吉井が季久への思いをしたためた手紙を渡した萩原の後押しを受け、吉井は告白しようとする。

だが、季久を迎えに来た恋人の男性が現れたことによって、4人は一斉に失恋してしまった。

一方で、才気あふれる友人の北原白秋が書いた詩集に刺激されながらも、啄木は自身がまだ詩集を出して売れていないことを憂いていた。

憂うあまり、自信を失いそうだった啄木を励ます京助。その京助の好意に甘え、一緒におえんがいる華ノ屋に出向く。

華ノ屋で同郷のおえんに癒された啄木は、おえんにある話を持ち掛ける。それは、ここへ出向く前に会った、おえんに*見受け話を持ち掛けた大尽の事だった。

そして後日、京助は下宿先の前に一人佇むおえんと会う。肌寒い外で立ち尽くすおえんに気遣って中へ入るよう促すも、おえんから自分を見受けした大尽と共に汽車に乗らねばならないことを聞く。

それに驚く京助に、おえんは啄木宛に紙で包んだお金を託す。そうして立ち去ったおえんの姿を見送っていると、京助の他におえんを見送った者がいることに気づく。

それは新しいスーツを着た啄木だった。啄木は故郷を恋しがるおえんを、お金に困らない生活を送らせてくれそうな大尽の元へ見受けさせたのでした。

啄木からその話を聞いた京助は、啄木を好きだったおえんをお金のために大尽へ売り飛ばし、さらにおえんからお金を貰ったのだと解釈して激怒する。

そして、怒る京助は啄木に絶交すると言い渡すのだった。

絶交を言い渡された啄木は一人、夜の街を歩いていた。すると、後ろから女性の悲鳴が聞こえ、バッと後ろを振り返る。

そこには口元を真っ赤に染めた花魁のような女性が、月明かりで照らされた橋の上で佇んでいるのだった。

*見受け話 遊女や芸娼妓などの身の代金を支払い、仕事をやめさせること。身受けののち、自分の妻や妾にすることもある。

【啄木鳥探偵處】第5話の感想

啄木と京助の友人である吉井たちが揃いもそろって、ミルクホールの給仕として働く季久に恋をした話はとても微笑ましかったです。

恋するあまり、歌まで作ってしまうイケメン歌人たちに好かれた季久が羨ましいと思いました。4人が惚けた顔で季久を見つめる姿は、今までの凛々しい顔とは違ってレアな映像でした。

一方で、そんな4人の恋愛模様が繰り広げている中、啄木とおえんが華ノ屋で身を寄せ合いながら話すシーンは切なさを感じました。

故郷を恋しがって泣いてしまったおえんを慰める啄木の姿から、おえんの片思いではなく、おえんと啄木は想い合っているのだと感じました。

大好きなおえんがお金に不自由しない生活を自分では叶えてあげられない。

そう悟った啄木は、ちょうどおえんに見受け話を持ってきた大尽なら、おえんを幸せにしてあげられると思って託したのではないかなと思いました。

それを啄木は京助に正直に話さなかったからこそ、京助は勘違いをしてしまって激怒する羽目になったのではないでしょうか。

啄木とおえんが結ばれなかったのも悲しいですが、啄木と京助が仲直りしたのに、また喧嘩してしまったことがもっと悲しかったです。

早く仲直りして、また仲良しな探偵バディとして怪事件の謎解きをしてほしいですね。

それに、話の最後に啄木が見た怪しき花魁のような女性は、一体何者なのか?
また、橋の上で何をしていたのかも気になります。

【まとめ】

歌人たちのそれぞれの恋模様が描かれた、「啄木鳥探偵處」アニメ第5話のあらすじと感想を伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?

吉井たちイケメン歌人4人が恋した季久には恋人がいました。歌まで読み上げるほど夢中だった季久への恋は4人とも実らず、失恋してしまいました。

啄木もまた、両想いであろうおえんとの恋は実らず、離れ離れになってしまいました。
それぞれの悲恋が描かれた第5話の最後で、啄木と京助は絶交してしまったのは、とても残念です。

しかし、どれも相手を大事に想うからこそ出る言動です。文豪の恋とは、こういうものなのでしょうか?純粋な心を持つ彼らに惹かれてしまいました。

この記事を読んで、「啄木鳥探偵處」をより一層楽しんで見ていただけたら嬉しいです。

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