【文豪とアルケミスト】第5話のあらすじと感想!萩原朔太郎の願いとは?

2020年春アニメ

2020年4月より放送されている、名だたる文豪たちが世界中の全ての文学を守るために戦う、文豪ファンタジーアニメ「文豪とアルケミスト~審判ノ歯車~」

第4話では、平凡な高校生活を送っていたヨージが本を通じてハルカと親しくなりますが、
ハルカはビルの屋上から飛び降りてしまいました。

今回は、その第4話の続きである「文豪とアルケミスト」第5話のあらすじ、ネタバレ、感想を紹介します。

【文豪とアルケミスト】第5話のあらすじ

太宰治、芥川龍之介、織田作之助、中原中也、坂口安吾は、「月に吠える」という作品に潜書した際、すぐに浸食者に囚われてしまう。そして、浸食者に解放されて目覚めたと思ったら、奇妙な出来事に巻き込まれていた。

銃声が響き、道に血だまりが広がっている死体がいる。その死体は中原中也だったり、太宰だったり、安吾だったり。芥川たちがその不思議な現象について推理をするたびに、誰かが死体役となってしまう。

そこで芥川が一人、共通して現れる椅子を不審に思って斬る。すると、この奇妙な出来事は全て浸食者によって支配された世界だったことが発覚する。

そして、芥川たちの前に、浸食者によって囚われた「月に吠える」の作者、萩原朔太郎が現れる。

一方、図書館で見守る島崎藤村と徳田秋声は、萩原朔太郎の詩集「月に吠える」が、黒く浸食されたままなことを不審がる。

彼らは、萩原朔太郎が本当に呼び込みたい文豪がまだ現れていないからではないかと推測。ネコは、新たな文豪、室生犀星を召喚させた。

場面は芥川たちと萩原朔太郎が対峙する世界に移り変わる。望んで浸食者に協力しているという朔太郎は、色んな物語を語りだす。

それに各々が対峙している中、芥川はついにその世界から抜け出すことに成功する。
朔太郎と浸食者に対峙した芥川は、朔太郎が何故浸食者に手を貸しているのかを問い詰める。

朔太郎は自分の才能のせいで、親友の室生犀星が詩人ではなく、小説家になろうとしたことを悔やんでいたのだ。
だから、浸食者に協力して自分の作品さえなくなってしまえば、犀星はまた詩人となるのだと信じていた。

そこへ、ネコが呼んだ犀星が潜書して現れる。そう、朔太郎や「月に吠える」という詩集が本当にこの世界に来てほしかったのは、犀星だったのだ。

再会した朔太郎と犀星は、自分の想いをぶつけ合う。そこで犀星は朔太郎に、「自分が詩人から小説家になったのは、朔太郎のせいではない。自分自身がそちらに向いていると判断したからだ」と話す。

その犀星の言葉に、ずっと自己嫌悪に陥っていた朔太郎の心は救われた。そして、犀星の銃が朔太郎の心に潜む浸食者を倒したのだった。

最後には、ハルカがビルを飛び降りる前に時間は遡る。ハルカが飛び降りる直前、駆け寄ったヨージはハルカに手を伸ばす。

ハルカはヨージの手を取り、飛び降りることをやめたのだった。

【文豪とアルケミスト】第5話の感想

浸食者に囚われたのではなく、自ら浸食者に協力する文豪は今回が初めてだったので驚きました。

それは、朔太郎は、自分のせいで親友の犀星が詩人ではなく、小説家になろうとしてしまったと悔やんでいたからでした。

犀星の詩人としての才能が好きだったからこそ、別の道を歩むことになってしまった原因を作った自分が許せなくなってしまったのでしょう。

だから、自分の作品である「月に吠える」をこの世界から消そうとしたのでした。

そんな朔太郎を太宰たちは止めようとするも、その言葉は届きませんでした。朔太郎と「月に吠える」の本が本当に来てほしいのは、親友の犀星だったのだからです。

それに気づいたであろうネコは、犀星を呼び「月に吠える」に潜書させます。そして、朔太郎はようやく待ち望んでいた犀星と再会できたのでした。

親友を大事に想うあまり自己嫌悪に陥ってしまった朔太郎を、仕方がないと優しく受け入れる犀星の友情シーンはとても感動しました。

そして、第4話で悲しい結末を迎えたハルカとヨージも、最後には無事に救われて本当に良かったです。

萩原朔太郎と室生犀星、2人の文豪の友情が泣ける第5話でした。

まとめ

「文豪とアルケミスト」第5話は、2人の文豪の友情がテーマでしたが、いかがだったでしょうか?

犀星を大事に想っているの朔太郎の悩みが、心に隙を生んでしまい、浸食者の甘言に惑わされてしまいました。朔太郎が生前には話せなかった本音を、転生したあとに犀星に話せて本当に良かったと思いました。

文豪たちの友情、その絆の深さにとても感動しました。今後も転生した朔太郎と犀星がどんな活躍を見せてくれるのか、とても楽しみです。

この記事を読んで、「文豪とアルケミスト」をより一層楽しんで見ていただけたら嬉しいです。

追記:

潜書している際に出てきた腐った蛤(はまぐり)は、萩原朔太郎の詩集「月に吠える」の中に出てきます。詩集を読んでいる人は思わずニヤリ、読んでいない人は?マークだったと思います。

詩集「月に吠える」は、口語自由詩の成功例と言える作品で、当時のベストセラーとなり、中古本が高値になったと言われています。発行部数は500部。現在の本や漫画の発行部数からするとかなり少なく感じます。

また、本の装丁や挿絵にも朔太郎のこだわりがあったようで、東京美術学校(現東京芸術大学)卒の田中恭吉が担当し、とても美しい詩集だったようです。

現在、もしこの詩集を持っていたら・・・、なんて無粋なことを考えてしまいましたが、美しさのあまりきっと手放すことなんてできないでしょうね。

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