【イエスタデイをうたって】第5話のあらすじと感想!湊の告白、ハルの気持ち!

2020年4月から絶賛放送中の春アニメ「イエスタデイをうたって」新宿にほど近い街でフリーターをしている主人公リクオに、年の離れたふたりのヒロイン。

青春時代に、出会う二人の女性との恋愛を繊細に描いたアニメです。今回はそんなアニメ「イエスタデイをうたって」の第5話のあらすじ、ネタバレ、感想を紹介します。

【イエスタデイをうたって】第5話のあらすじ

第5話「ミナトという男」

ギャラリーでバイトを始めたリクオ。写真展の時だけでなく、事務の仕事もするようになっていた。

リクオの働くギャラリーに、東美大の学生の湊がやってくる。同じバイトとして働くことになった湊と話していると、遊びに来たハルに食事に誘われる。湊はハルの高校時代の同級生だった。

人物や風景は嫌いだし興味がないから撮らない。撮るものやカメラに対する意見をはっきりと告げた湊に、リクオは苛立っていた。

同窓会に出席していたリクオは榀子と帰路につく。帰り道でハルと湊が一緒にいるのを見たリクオは、なぜ二人が一緒にいるのかと嫉妬のような感情を持つ。

同じようにリクオと榀子にばったり会ってしまったハルも、湊と一緒にいることについて聞かれなかったことに不満を感じていた。苛立つハルは湊に寄り道に付き合うように言う。

ハルとリクオが付き合っていると思っていたという湊に抵抗するように、榀子とリクオも付き合っているわけじゃないと答えるハル。

好きな子がいるのかと聞かれた湊は「高校時代に好きだった子と再会したが、相手には好きな人がいる」と告げる。湊の片思いの相手は、ハル本人だった。

リクオと湊は、ギャラリーの専務からフォトコンテストに作品を提出するように言われる。
湊と二人きりになり気まずそうにしているリクオに、湊は榀子と付き合っているのかと聞く。

榀子との関係を否定するリクオに、湊はハルとの関係を尋ねた。リクオは少し迷って「友達」と返事をする。

バイトが終わり、リクオがギャラリーを出るとハルが待っていた。一緒に食事をしようと誘うハルに、リクオは「湊に送ってもらえばいい」と拗ねたように言う。この間湊と二人でいたことを気にしているのかと笑うハルに、リクオはムキになって一人でさっさと帰ってしまう。

そして、ハルがバイトを終えて外に出ると、湊が待っていた。二人きりであることに疑問を覚えるハルをよそに、湊は明日一日付き合ってほしいと告げる。

翌日、ハルと湊は横浜に来ていた。冷たい風が吹く海辺で、湊はインスタントカメラ越しにカモメを撮りながらハルに告白する。湊の言葉に、ハルは「途中で諦めたらきっと後悔する」と告白を断った。

湊は大学を辞めて、日本を出ることを決めていた。ハルへ自分の気持ちを告げずに行くのは心残りになるからと、ハルの答えを分かった上で気持ちを伝える。最後には握手をして、湊はハルの元を去っていった。

ギャラリーのフォトコンテストに遊びにきたハル。湊はすでにバイトを辞めていた。
コンテストの入賞作品は、湊の撮ったハルの横顔だった。

リクオの写真は入賞していなかった。「モデルの差かな〜」と笑うハルに、リクオは一言「うるさい」と返すだけだった。

【イエスタデイをうたって】第5話の感想

今回は、ハルの高校時代の同級生だった湊航一が、いい意味でかき回していってくれました。美大の学生ということでしたが、ヒゲが生えていたこともあってリクオよりも年上に見えました。

最初は無愛想な感じでしたが、そういう態度もリクオとハルが仲良く話していることへの反発だったようです。

途中、湊とハルが一緒に帰っているのを見たリクオが感情的になっていました。自分は榀子と帰っているのに、ハルが誰かと帰っているのは気にくわない。

自分のことを好きだというハルの気持ちにあぐらをかいていたのが分かって、見ている側としては自業自得だなと感じました。

湊の立ち位置がかなり良かったと思います。今回の話の冒頭から登場して、最後には去って行く。
短い話の中でしたが、リクオとハルの関係をかき回してくれました。

しかし、湊のおかげで、リクオとハルの感情がよりはっきりとしたものになったと思います。榀子が好きなはずのリクオは、確実にハルのことも気になっている。湊に告白されることで、ハルのリクオへの気持ちもよりはっきりとしました。

湊が、ハルの気持ちがリクオにあると分かっていて告白したのはとても格好よかったです。告白に対するハルの返事も「途中で諦めたら後悔するから」とはっきりしたお断り。

彼は彼なりに気持ちのけじめをつけられて、うじうじしているリクオよりもずっと大人だと思いました。

途中、コンビニバイト中のリクオに話しかけるハルが可愛かったです。隣に座ってジリジリと近づいて行く姿がとてもいじらしかったです。

人物も風景も撮らないと言っていた湊が、コンテストに提出したのが「ハルの横顔」でした。その写真はとても美しく、綺麗に撮られていました。

撮り手の気持ちの押し付けと言っていた人物写真を、わざわざハルの写真を選んでコンテストに参加する。湊の最後の意地のようなものを見た気がしました。

今回の話では少ししか出てこなかった榀子も、着実に前に進んでいるようでした。リクオだけが、まだ立ち往生している状態。早く何か進展があるといいと思います。

まとめ

ギャラリーでバイトを始めたリクオは、ハルの高校時代の同級生の湊航一と出会います。ハルが想いを寄せるリクオに冷たく当たる湊。

年下で自分よりも経験が優っている湊に、リクオは苛立ちを隠せません。湊は自分の気持ちにけじめをつけるため、片思いをしているハルに告白します。

湊の登場によってリクオとハルの気持ちが見えてきます。リクオのハルへの気持ちはどう変わっていくのか。「イエスタデイをうたって」の今後の展開が楽しみです。

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