【アルテ】第6話のあらすじと感想!ユーリがフレスコ画の落書きに注目?

2020年4月から絶賛放送中のアニメ「アルテ」

16世紀初頭のルネサンス期のイタリア・フィレンツェ、女性がひとりで生きていくことに理解がない時代に、画家になる道を選んだ少女・アルテ!

今回はアニメ「アルテ」第6話のあらすじ、ネタバレ、感想を紹介します。

【アルテ】第6話のあらすじ

アルテは、レオの付き添いで面識のない同業組合の親方の葬儀にきていた。同業組合は同じ職業の親方同士で結成され、金銭的な助け合いや仲間の弔いが義務付けられている。

亡くなった親方の残された徒弟たちを手分けして引き受けるために、レオももう1人弟子を取らないかと勧められる。しかし、小さな工房だからこれ以上増やす予定はないとレオは断りを入れた。

葬儀場でカルチョを始めた徒弟たちを眺めていると、1人の徒弟から親方同士で話し合いがあるから先に工房に帰るようにと知らされる。思わず声をあげたアルテに、その場にいた1人の徒弟が反応する。

女と気づくやいなや「部外者には関係ない」と言われるアルテ。言い返そうとするアルテを遮って、アンジェロがフォローをする。レオの徒弟だと知った男は、1人だけ女が混じっていたら変な目で見られるから離れろと悪態をつかれてしまう。

これが原因で口論になり、ついには喧嘩に発展。止めに入ったアルテは顔面にボールがぶつかって気絶してしまう。

翌日、朝から組合に呼ばれていたレオは、アルテにフレスコ画の経験があるかと聞く。一通りの知識はあるが経験は浅いと正直に告げるアルテ。レオは壁にいびつな円を描いて、その範囲に漆喰を塗るようにと指示を出す。

言われるがままにやったものの、レオからはダメ出しばかり。落ち込むアルテに、レオはこれから10日間漆喰塗りの練習をし続けろと言う。

フレスコ画の仕事を受けたのかと聞くアルテに、レオは「組合からアルテが弟子入りしていることに物言いがついた」と説明する。漆喰塗りは、アルテが画家を続けるために出された課題だった。

10日間の練習ののち、アルテは大広間の装飾の手伝いに来た。多くの徒弟や役員がいる中にはアンジェロや、この間言い争いをした男もいた。挨拶をしても無視されるアルテは、そんな空気にも臆せず大広間に響く大きな声で挨拶をする。

次の日、レオは他の徒弟たちに聞こえるほど大きな声でアルテを怒鳴っていた。それを見た他の徒弟が「役立たず」と笑うなか、水の取り替えや絵の具の追加など容赦無く指示を出すレオ。

スカートに躓いて転んだアルテを心配する他の徒弟に、アルテは「自分の仕事だから」と言って立ち上がった。

疲れて吐いてしまったアルテの元に、心配したアンジェロがやってくる。休憩後の仕事は休ませてもらうようレオに言うと意気込むアンジェロを止めて、アルテは笑いながら「大丈夫」と告げた。

翌朝、アルテは昨日の体調が嘘だったかのように、両手に食事を抱えて食べていた。相変わらず厳しいレオの指導を受けるアルテに、徒弟たちは同情し始める。そんな徒弟たちをよそに、アルテはどれだけ厳しくても笑顔で仕事をしていた。

アルテが昼食に行ってすぐ、レオの元に役員長のアロルドが顔を出す。アロルドはアルテの想定外の働きぶりに感心していた。出生のせいで周囲から下に見られたり、奇異な目で見られたりしていたレオ。その逆境をもろともせずに進んでいく姿に似ているとアロルドは言った。

徒弟たちがカルチョをしているのを見ていたアルテは、自分も混ぜてくれないかと声をかける。無事に混ぜてもらったアルテを見ながら、アロルドは「レオよりもアルテの方が上だな」と笑っていた。

ある日、ヴェネツィアからユーリ・ファリエルという男がやってくる。作りかけの大広間を見たユーリは、徒弟たちの落書きの中に一つ、他とは違う表現があることに気づく。その落書きが女徒弟のものだと説明されたユーリは、興味深いと笑みを浮かべた。

【アルテ】第6話の感想

今回は久しぶりにアルテが女性であることがハンデになるお話でした。レオの工房の女徒弟という噂だけで、まだ知らない人がいたことに少し驚きました。工房の数も多く、徒弟も想像していたより沢山いました。

彼らのやっていたカルチョは、カルチョ・ストーリコ・フィオレンティーノ。直訳するとフィレンツェの歴史的サッカー。15世紀にフィレンツェで始まった、現在のサッカーやラグビーの起源と言われるスポーツです。

サッカーというと足だけのイメージですが、この古代サッカーではボールを手で持ってもOK。1チーム27人、かなり大人数で行うスポーツである程度の暴力も許されていたようです。

この古代サッカーをアルテがやるというのはいくらなんでもやりすぎな感じがしましたが、それだけアルテには根性があるってことですね。

アンジェロも久しぶりの登場でしたが、相変わらず優しい。お姉さんと妹、お母さんという女家系で育ったこともあってか、アルテを庇おうとする姿が多く見られました。女の人は守るもの、という認識が強いのかもしれません。

言い争いになって、喧嘩に発展したのを止めに行ったアルテはボールが当たって気絶します。
アルテは別に悪くないと思いましたが、彼らにとっては「女はトラブルの元」という感じなのかもしれません。

そしてこの喧嘩が原因で、アルテの画家としての道に試練が降りかかります。組合から女徒弟として働くアルテに文句が付けられてしまいます。レオも他の徒弟を引き受けられないので、出された条件を飲まざるを得なかったのでしょう。

課題はフレスコ画の漆喰塗り。フレスコ画とは、漆喰を壁に塗って乾かないうちに彗星の絵の具で絵を描くものです。試しに塗ったものはレオにダメ出しばかりされていましたね。

レオの指導は、最初にアルテにやらせて問題点を洗い出すというもので、教えるのがうまいなと思いました。最初からあれこれ教えるよりも、できないところを見つけて克服させる方が早いですからね。

アルテは相変わらず前向きで、大声で挨拶したシーンが特に印象的でした。陰口や無視など、本当なら落ち込むところなのに、アルテは強いメンタルと持ち前の明るさで切り抜けていく。見習う部分がたくさんありました。

どれだけ辛くても仕事への熱意は消えない。仕事熱心なアルテが少しずつ他の徒弟たちに認められていく姿は見ていて嬉しくなります。レオとアルテが似ていると言ったアロルドは孫を見ているような優しさを感じました。

まとめ

同業組合から物言いが入ったアルテ。画家修行を続けるために、アルテは宮殿の大広間の装飾画の手伝いをすることに。

他の親方や徒弟たちに奇異な目で見られながらも、アルテは工房に残るために一生懸命仕事をし、周りの人たちにも認められていきます。

またユーリと言う新キャラクターも出てきて、フレスコ画に描かれたアルテの下書きに興味を示しました。アルテは一気にユーリに認められるのでしょうか?「アルテ」の今後の展開に期待です。

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