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ロズワール邸に着いたスバルは、フレデリカに避難指示を出し不安を失くしていきます。残るは、禁書庫にいるベアトリスのみ。
はたしてベアトリスは、スバルの言うことを聞いてくれるのか？腸狩りのエルザは、ベアトリスも襲ってくるのか？
今度こそ、うまくいきそうなスバルだったが、またしてもスバルに絶望が訪れる。
今回は、そんな「リゼロ」2期第11話、通算第36話のあらすじ、ネタバレ、感想を紹介します。
【リゼロ】第36話のあらすじ
禁書庫に来たスバルは、ベアトリスを連れ出そうとするが、ベアトリスは、福音書を見るばかり。「そんな本にすがるな」と言い、本を奪い取って見ると、福音書には何も文字が書かれていなかった。
ベアトリスは、知識の書庫を管理するエキドナと契約した精霊。契約の終わりを告げる「その人」を待ち続けていた。400年もの間、本を管理し続けたベアトリスは、契約を終わらせたい（死にたい）と言う。
ベアトリスは、「助けてほしい。ベティは、お前に殺してほしい」と言う。どうして俺なんだと悩むスバル。
そこに現れたのは、腸狩りのエルザ。エルザは、屋敷内のすべての部屋の扉を開けることで、ベアトリスのいる部屋を見つけ出していたのだ。
スバルとベアトリスは、シャマクで目くらましさせてその場から逃げた。
アーラム村に向かう途中、村人の娘のメィリィが立ちはだかります。メィリィは、魔獣使いで、アーラム村に潜んでいたフレデリカ、ペトラを始末したと言います。
信じられない話に、唖然とするスバル。そうこうしている間に、エルザが追い付いてきました。ベアトリスは応戦し、エルザを倒します。
続いてメィリィを倒そうとしたベアトリスでしたが、エルザはまだ生きていて、ベアトリスを後ろから串刺しにしてしまいます。
「これでやっと終われる」と言うベアトリス。「こんな終わり方でいいのか？」と嘆くスバル。
「気に入らない目だわ」と言いエルザは、スバルの片目を突きます。激痛に、のたうち回るスバル。ベアトリスは、最後の力を振り絞りスバルを墓所へと移動させました。
今回こそは、すべてがうまくいくと思っていたスバルは、雪の降る墓所へ移動。そこには、エミリアがいましたが、どこか様子が変です。
スバルが片目を怪我しているにも関わらず、奇妙なことを口走るエミリア。「あなたがいれば、何もいらない」「スバル、大好き！」と言う。
墓所の外に出るとガーフィールとリューズがいました。エミリアの様子が変だと言うスバル。スバルは、パックがいなくなったことを悟るのでした。
この雪を降らせているのは、ロズワールだと思ったスバルは、ガーフィールと共に、ロズワールに確認しに行く。単刀直入に雪のことを聞くと、ロズワールは、「それは、私に聞いたのかね」とスバルの「死に戻り」を知っているかのようなことを言う。
怒り心頭のガーフィールは、ロズワールに近づくが、メイドであるラムは間に入る。ガーフィールとラムが言い合いをしている最中に、ロズワールは隙をついて、ラムごとガーフィールを手刀で突きさす。
ラムの怪我をなんとかしようとするガーフィールの顔面を、ロズワールは蹴り倒しとどめを刺すのだった。
あまりの出来事に唖然とするスバル。「君と話すのに邪魔だったからね」「隙を作らないと、勝ち目が薄くてね」と言うロズワール。
「君は、二人の死を悲しんでいない。取り返しがつくと君は思っているんじゃあないのかい」と言い。ロズワールは、枕元にある魔書を取り出す。この世に2冊しかない本だと言う（もう1冊の所有者はエキドナ）
「なんで、お前はそうなんだよ」とロズワールを責めるスバル。誓約がある為、肝心なことを言わないロズワールだったが、何の為に雪を降らせたかは言い始める。
雪を降らせているのは、エミリアを魔女だと疑わせ孤立させる為、エミリアが孤立すれば、不安定な精神状態になり、スバルにすがるようになる。それがロズワールの狙いだった。
話し終えたロズワールは、スバルを蹴り上げ、「死に戻り」することを期待する。「他人のやり直しを前提に、行動を計画しているなんてどうかしている」とスバルは言う。
そして、ロズワールは、外で降っている雪に反応した大兎を感知。大兎に食べられて終わるという自分の最期を確信したロズワールは外に出る。
スバルと違い「死に戻り」できないロズワールは、死を覚悟する。スバルが「死に戻り」した世界の自分は、今の世界の自分自身ではないが、それでも構わないと言うのだった。
「君がやり直した先にいる私ではない私が、いつか目的を達する為なら、構わない」とロズワール。
「人間の考え方じゃない」とスバル。
「本当に、君にとって大事なたった一つのもの。それ以外の一切を手放し、ただただ大事な１つのものを守り抜くことを考えるんだ」「そうすれば、君も私みたいになれるさ」とロズワールは言い、大兎の餌食となっていった。
命からがら血だらけで、エミリアの元に行ったスバルは、エミリアの異常な歓迎を受ける。エミリアは、スバルに膝枕をし、スバルは、そのまま息絶えるのだった。
【リゼロ】第36話の感想
今回の話はかなりショッキングな内容でした。前半では、ベアトリスが死んでしまうし、後半では、ラムが死んでしまいます。
ベアトリスは、400年もの間、禁書庫を守り続けたとのことですが、いくら本が好きだとしても、禁書庫から離れることができないため、かなり退屈だったと思われます。
ロズワール邸は、いつからあったのか？ベアトリスは、ロズワールやエミリア、レム、ラムとも付き合いが長いのか？考えるとかなり不思議な世界になってきます。
スバルは、そんなベアトリスに終わりにしてくれと頼まれますが、もちろんスバルには、そんなことはできません。結果的に、エルザによってスバルの前で死ぬこととなります。
今までのベアトリスとスバルのやり取りを見ているとかなり切ないですが、最期にスバルの為に、力を振り絞り墓所へと移動させたことは、スバルを救ったことになるので、とてもよかったと思います。
そして、今回久しぶりに登場した魔獣使いのメィリィ。1期でも、魔獣使いの犯人として、出てきましたが、これほど強いとは思いませんでした。ロズワール邸にも度々出てきた魔獣は、彼女の仕業だったんだと納得しました。
魔獣使いとして、メィリィは捕まっていなかっていなかったのでしょうか？ちょっと疑問ですね。まあ、捕まっていたとしても、メィリィは魔獣を使って容易に外に出られそうですが・・・。
そして、後半部分のロズワール。ロズワールがあまりに鬼畜過ぎて、かなりショックを受けました。
ロズワールは、スバルの「死に戻り」を知っていて、どうせスバルがやり直しをすると考えての行動なのですが、今、ロズワールがいる世界では、ラムが死んでしまうことには、変わりはありません。
また、今の世界のロズワールは、死んでしまうことになり、スバルのように生き返ることはできないのに、別の世界のロズワールは生きていて、いつか目的を達するから構わないと考え方です。
スバルも言ってましたが、とても普通では考えられない考え方です。今と別の世界があると知っていても、今の自分が死んでしまうのは、普通は耐え切れないでしょう。
スバルにとって最も大切なものは、エミリアです。エミリア以外は、手放さなくてはいけないとロズワールは言っているのでしょう。
つまり、レムがそのまま意識不明であっても、ラムやペトラが死ぬことになっても、気にするなということです。
スバルは、今までどうにか最善を尽くしてきましたが、どうにもならない局面に立たされた時、エミリアのことだけを選択する場面が出てくるかもしれませんね。
今回の話は、ロズワールの狂気さが際立つショッキングな内容でしたが、目的の為にロズワールは最善を尽くしたという印象も与えました。
ロズワールの言葉が、今後のスバルにどのような影響を与えていくのか注目したいと思います。
まとめ
ベアトリスの説得に行ったスバルですが、エルザの襲撃を受けてしまいます。シャマクを使いアーラム村に逃げようと試みますが、失敗。ベアトリスは、エルザに刺されて命を落としてしまいます。
また魔獣を使っていたのは、メィリィだと分かりました。メィリィは、すでにフレデリカやペトラも始末したと言います。
ベアトリスのおかげで、墓所に移動したスバルは、ガーフィールと共にロズワールに会いに行きますが、ロズワールは、ラム越しにガーフィールを手刀で倒し、ラムもガーフィールも死んでしまいます。
唖然とするスバルに、ロズワールは「一番大事なものだけを守り抜くのだ」と言い、大兎の餌食となって死んでしまいます。
そして、大兎に襲われ血だらけとなったスバルは、エミリアの膝枕の上で息絶えるのでした。
今回の「死に戻り」こそは、うまくいくと思ってましたが、フタを開けてみたらボロボロの結果となりました。
しかし、スバルが得るものは多かったと思います。次回こそは、うまくいくよう期待してます。スバルとエミリアだけが生き残る結果にならないことを祈ります。
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